京島の長屋

気温の上下の激しい毎日です。おかげさまで、なんとか風邪からは脱出できましたが、今週は冷え込むそうなので、引き続き注意が必要ですね。
日曜日には、5月に京島で長屋をお借りする藤井さんに、アーティストの三田村さんと一緒にご挨拶に伺いました。藤井さんは、京島のキラキラ橘商店街で、薬屋さんを営むかたわら、長年地元のまちづくりにも熱心に取り組んで来ました。向島学会でも理事として活躍されています。
今回、向島芸術計画2007でお借りする長屋は、「京三北ふれあい交友倶楽部」という名称で、藤井さんが地元のお年寄りの集会や、地域で活動する学生たちの宿泊私設として提供するため、一昨年から自発的に運営されているものです。
4軒長屋のうちの1軒で、昔ながらの懐かしい佇まい。入り口には、芸術計画参加アーティストの水内貴英+住中浩史さんが進めている、「路地琴プロジェクト」の水琴窟も設置されています。
昨年のアサヒ・アート・フェスティバルでは、すみだ川アーツのれん会主催による、学生ツアーの宿泊場所にもなりました。今年も、芸術計画以外に、コミュニティアート・ふなばしが、AAF期間中にアートプロジェクトを予定。向島の隠れたアートスポットになりつつあります。商店街もすぐ目と鼻の先で、買い物にも大変便利。
今月半ばには、この長屋で、三田村さんのプロジェクトのために、まちのひとから、着なくなった毛糸のセーターの回収を行う予定です。藤井さんには、地域の方への呼びかけにもご協力いただくことになりました。さぁて、たくさん集まると嬉しいのですが。(曽我)