向島芸術計画では、10月20日(土)から28日(日)の日程で、現代美術製作所において成果報告展を開催することになっています。展覧会では3つのプロジェクトをまとめてご紹介するとともに、現在鳩の街のアート&カフェこぐまで開催中の向島のアートプロジェクトの10年を振り返るアーカイブ展を製作所に巡回させたり、先月末の「新タワー周辺まちづくり」の学生提案で、現代美術製作所賞を獲得した東工大の学生チームにも展示を行ってもらう予定です。その外、週末にまち歩きやレクチャーを通じて、向島の魅力を再発見したり、これからのまちの在り方やアートプロジェクトについて、改めてじっくりと考えてみる機会を設けます。
一方、こぐまのご協力をいただいて、向島芸術計画のネットワークを広げる関連企画として、AAFで向島路地園芸プロジェクトを行った、アーティストの竹田直樹さんに個展を開いてもらうことになりました。変化するまちの「記憶」や「記録」にスポットを当てて来た芸術計画のプロジェクトですが、今回竹田さんは植物をモチーフに、向島の「未来」につながってゆく作品を展示します。
それ以外にも、AAFの映像ネットワーク企画の上映会や、映画を通じた他の地域との交流企画。また、関連公演として、展覧会終了後の12月に、トリのマークが「新タワー」をテーマにしたパフォーマンス公演を製作所で開催いたします。
以上、なかなか盛りだくさんですが、イベントやネットワークプロジェクトの詳細は、秋に向けてこれから少しずつ詰めてゆきますので、決まったものから順番にこのブログでもご報告してゆきます。(曽我)