のっけから重たい歴史に触れてしまった3人は、少し無口になってもと来た道を戻り、さらに足尾まで歩きました。
都内の様々な美大の学生が集まって行っているWAPのプロジェクトは、わたらせ渓谷鉄道の沿線、主に6つの駅の周辺に分散しています。列車の本数も少ないので、1日の行程ではとてもすべてを見て回ることはできません。まずは、まとまって作品があるという、足尾駅の近くの会場を訪ねました。この足尾銅山・渡良瀬社宅では、立ち並ぶ木造の社宅のうち、8名ほどのアーティストが無人になった何棟かを使い、様々な展示を行っていました。(曽我)