三夜連続上映会・フルハウス

先週末の金・土・日、いずれも午後8時から、品川監督の『セクション1ー2ー3』の三夜連続上映会を向島で行いました。

前夜の台風にはびっくりでしたが、初日の金曜の天候はまずまずで、ホッと一安心。会場は白鬚神社近くのフルハウス。備え付けの音響設備と、主宰の古橋さんが新しく購入したばかりの高性能なプロジェクターのお陰で、来場者は少な目ながら、そのぶんゆったりと鑑賞できる贅沢な上映会となりました。
当夜は地元の工務店の北條さんも来場。彼自身だけでなくお父さんや彼のお店も、映画に登場しています。初めて映画を見た北條さん、物語の中に出て来る小学生の男の子にすっかり感情移入した様子。この男の子は、街角で楽しそうに遊ぶ二人のスケーターのファンになって、彼らについて回るのですが、最後にスケーターたちは少年を置いてまちから姿を消してしまいます。
「オレにも同じような経験があってさ」、と北條さん。
「知らないお兄ちゃんたちと一緒に毎日遊んでいたのに、ある日ぱったりと来なくなって。ああ、オレってやっぱり仲間じゃなかったんだって思って、その時すごく悲しかったんだよなぁ。」
映画の終わった後に缶ビールを飲みながら、そんなほろ苦い思い出話も弾みました。(曽我)