田んぼ作業3回目は「シロかき(代掻き)」という作業です。
「シロかき」とは、田植え前に行う作業で、苗を植えやすいように土と水を混ぜる作業です。

前回の作業のとき、水路から田んぼへ水が流れるようにしておいたのですが、日照りによる水不足が原因か、それとも田んぼの水漏れが原因か、それとも??? 原因はいろいろ考えられますが、田んぼに水がそれほど溜まっておらず、田おこし同様たいへんな重労働となりました。

長年にわたって耕作が放棄された田んぼを再生するのって本当に大変なんだと思います。

それでも、ドロと格闘しながら田んぼをならしていくと、どんどん水が入ってきて、フカフカのドロドロになってくるので不思議です。

機械でやれば、あっという間の作業ですが、この日は3人の手作業で1時間ほどかけて、ようやく1枚分の田んぼのシロかきを終えました。(写真の右側がシロかきをした田んぼです。違いが分かるかな?)

機械がなかった時代は、すべてこうやって人力でやっていたかと思うと、スゴイ労力だったことが実感できます。こういうことも勉強になる作業でした。

作業の途中でカエルの卵を発見しました!!
(白い泡の中に、黄色い卵がプツプツとありました)

帰ってから図鑑で調べたところ、これは「シューレアオガエル」の卵だということが分かりました。

カエルの卵というと、カンテン質のヒモみたいな中に黒い点々があるヒキガエルの卵のイメージが強烈ですが、カエルの種類によって卵の形状にもいろいろな種類があるんですね。

「アオガエル」と「アマガエル」はとても似ていますが、調べてみるといろいろな違いがあります。

「アオガエル」は、ほっぺたをふくらまして鳴きますが、
「アマガエル」は、あごの下をふくらまして鳴きます。

「アオガエル」は、繁殖期にしか鳴きませんが、
「アマガエル」は、その名のとおり雨の時に鳴きます。(鳴き声も違います)

「アオガエル」は、日本の固有種で、環境の変化から、数が少なくなっているそうです。
「アマガエル」は、日本だけでなく、中国や朝鮮など幅広く生息しているそうです。

などなど、田んぼにかかわると、たくさんのことを学ぶことができて楽しいです。

次回は、いよいよ田植えです!! 乞うご期待。