今日は 「認知症を理解する」をテーマに学習会でした。
準備のため また 展示の立会いのため 午前中から会場に出かけました。
会員の皆さんやフェスティバル実行委員の皆さんの協力を得て 準備万端整えることが出来ました。
さて展示会場でクリスティーンさんのビデオを見ながら 仲間と介護の話になりました。
介護の終えた方が何気なく「介護の終えた今 自分が介護してもらうようになった時の事を考える…」と言われました。 仲間が頷きました。
「介護してもらうようになったらありがとうと言えるようになりたい」とも。
「ありがとう」の一言は 介護者にとって いっぷくの清涼剤になりそうです。
「申し訳ない」という言葉ではなくて「ありがとう」の一言です。
認知症になっても其の事を覚えていられるか…と一抹の不安も残りますが 備えあれば憂いなし…と信じて日ごろの生活の中で「ありがとう」を使っていきたいという結論に達しました。
学習会でも「おや?」と感じました。
小野寺先生は老人会にもお話する事があるそうです。
そこで 家族や日ごろのお付き合いは「心して過ごし 将来に備えた方が良いでしょう」とお話なさるそうです。
やはり お互いの関係性は後々に影響しそうな含みのあるお話でした。
小野寺先生への質問で多かったのが 初期 中期 後期と言う区分けは何を基準とするかという事でした。
そして 後期の症状は?と。
確かに介護が始まった当初は この病の行方がとても気になるものです。
この区分けに関して 判り易いと思われる本の紹介もありました。
親の「ぼけ」に気づいたら 斉藤正彦著 文春新書
認知症になった時の不安のひとつに 徘徊も放尿も暴言も順番に現れるのではないかという事があります。
こういう症状は 認知症になったから必ず現れると言うものではないそうです。
大事にならずに進行していく人もいるそうです。
また 対処の仕方で微妙に変化します。
介護者にとって 困った症状の出た時には その原因を探ってみる事も大切だそうです。
認知症の病には いろいろの種類があります。
認知症かな?と思ったら やはりきちんと診断して戴く事が大事だそうです。
さて 学習会の後 いろんな方と交流がありました。
ある地域の介護者の会の方が 遠くから足を運んでくださいました。
其の方も交えて 拡大版の介護者の会が繰り広がりました。
また 多摩市にある在宅サービスセンターの職員の方も仲間入りです。
展示は明日までです。
明日も展示会場には いこいの会の仲間がいます。
認知症の介護でお悩みの方 またこの先どうなって行くかと心配な方 どうぞ足を運んでみてください。
こんな介護しているとのお話も聞かせていただけると嬉しいです。
また ご近所でこんな風に助け合いが広まっているなんてお話も待っています。
特に日曜日ですので普段お仕事なさって会に参加できない方もどうぞご利用ください。
複数の会員がおりますので ご本人をお連れの場合でも対応できます。
地域の介護に関る方の交流の場としてお役に立てれば 嬉しい限りです。
そうそう 現場に1番近いヘルパーさんやケアマネさん ボランティアの皆さんのご来場もお待ちしております。