明けましておめでとうございます

年が明けて デイも始まり 普段の生活に戻り 何事もなく過ぎた日々に胸を撫で下ろしておいでの事と思います。

筆者は 大晦日から 母に一時帰宅してもらい 昨日の9日まで 家で過ごして貰いました。
母は 要介護4。認知症暦 18年位。今年数えで91歳です。

デイ無しで 10日近く母と過ごすのは 初期の頃以来の事です。
僅かな不安が有りましたが 母の笑顔に支えられて無事に介護が出来ました。

一時帰宅を伝えた時 職員から3日ごと更新してみたら…と勧められました。
連絡がなかったら 自動更新で3日延長としましたが それでも 心配になった職員から電話が有りました。
「母も私も元気ですよ」と伝え安心していただきました。

そういった職員の影の支えもあって 愉しいひと時を家族と共に過ごしました。
正直に伝えるなら 多少の困難な事もおきました。
が 母や家族の協力を得て乗り切れました。

会員の方は「一時帰宅する人もあれば 一時入所する方もいらして…」といわれました。普段の生活を目いっぱい踏ん張っている介護者が お正月位のんびりする事も必要です。

介護環境や家庭の事情は 個々に違います。
あれが良くて これが悪いなんて事はないのだと思います。
自分に合うリフレッシュの方法があると思います。

さて 私事はさておきまして…。
1月のいこいの会は 皆さんで薄茶を頂きながら 始りました。

会の中で話題になったことで気になったことがあります。
それは 施設の介護の事でした。
きっかけはショート利用なさった方のお話が発端でした。

ショートを終えて自宅に戻る日 排泄の対応で「なぜ?」と言う出来事があったそうです。施設側に尋ねましたら…。
「職員数が足りなかったかもしれません。ご希望に沿う事は難しいので グループホームに入所なさったらいかがですか?」と言われたそうです。

先の対応を受けた介護者は「他の施設利用」と言われて 凹んでしまったようです。

施設側の排泄の対応が著しく違反しているという事は有りません。
排泄誘導は 厚生労働省の規範のルールの中できちんと運営されています。

ただ 介護者に対して 違う言い方はなかったでしょうか?
職員の待遇改善が必要である事は 介護者も重々承知しています。
負担額が増えないで 改善できればいいなと思っています。
昨年の特養職員の待遇改善の署名にも快く協力させて頂きました。
職員も家族も 同じ介護者として どう対処できるかを考えるような言葉を頂けたら良かったかなと感じました。

さて 次に話題になったのは 施設でのパジャマ着用のこと。
入所時の持ち物に いろいろ明記されており その中に パジャマがあります。
介護者は 持ち物一つ一つに記名して施設に持ち込みます。
が パジャマは実質使用されていないようだと入所家族から複数上がりました。

この話には 2つの希望があります。
・就寝時には パジャマに着替えさせて欲しい
・使わないなら 入所時の持ち物に入れなくても良いのじゃないか
という事でした。

家族は 自分に介護しきれずに託した訳だし 御世話になっているので言い出せないようです。問題に上げるほどの事ではないし…という事もあるようです。

また 明らかに排泄があるのに 取り替えないままと言う場面もあります。
夜間なら 仕方ないかも知れないとも思いますが…。
こういう現実に出会ってしまうと 介護者は凹みます。

もし 自分が介護を受けるようになったら こうなるのだろうかと一抹の不安を覚えます。

実は 昨年 とある介護専門職上級者の研修会に招聘され 介護者としてお話させて頂いたときに これに似たお話をさせて頂きました。
その時に 参加なさっていた職員が「全くその通りです。すみません」と謝られました。
こちらは 謝って欲しいのではなくて 現場で前向きに検討していただければそれで十分だった訳なのですが…。
この研修会は 全国から参加で都内の参加者はいなかったのですが…。

その時にも「謝って欲しいのではなくて 一緒に考えて行きたいと思っている」と参加者の方にお伝えしました。

いこいの会でも どうするのがベストなのか継続して考えて見たいと思います。
施設で介護なさっておいでの方も一考いただけたら嬉しいです♪