『妄想の森映画祭AAF映像作品上映会 in 新得空想の森映画祭』

田園都市のコンテンポラリーアート 雪と風の器 2007
『妄想の森映画祭AAF映像作品上映会 in 新得空想の森映画祭』

2007年9月16日(日)
午後10時30分午前1時30分頃まで

会場:新得町新内 新内ホール 会期中直通電話 0156-64-3161

妄想の森映画祭

帯広市からほど近い新得町の森の中で継続的に開催されている『空想の森映画祭』は、わたしたちを暖かく幸せな気持ちにさせてくれるハンドメイドな映画祭。そんな映画祭にリスペクトの気持ちを込めて発想しました『妄想の森映画祭』。

映像編集機器が身近になってきている昨今。様々な場面で記録され、作成され、発表の場を求めているであろう作品を上映、鑑賞できる機会を設けたいというのがこのプロジェクトの始まりです。撮影者たちのなにかしら「残したい」「カタチにしたい」という想いを『妄想の森映画祭』として共有し、一緒に楽しみましょう。

上映作品 (順不同)

●『原人のすべて』約20分 監督:内山伸二(うちやましんじ)

●『ほこら』ダイジェスト 約6分
2002年に開催された『とかち国際現代アート展デメーテル』インターゾーンで発表されたダンスパフォーマンス『ほこら』の映像作品のダイジェスト版。

◇伽井丹彌(かいあけみ)
帯広市生まれ。 人形作家。パフォーマー。 1980年より舞踊家・松本道子に師事し、数多くの舞踊作品を発表。 1985年より人形制作開始。 1991年 「伽井丹彌創作人形教室」始める。2000年 北海道立帯広美術館にて「十勝の新時代」伽井丹彌展。 2004年「球体関節人形展」(東京都現代美術館)出品。2005年 パフォーマンス「傀」(北海道立近代美術館講堂)発表。1998年映画「Like Heavenly Edge(山崎幹夫監督)」人形協力。2002年映画「蒸発旅日記(山田勇男監督)」仮面製作。2004年映画「オペレッタ狸御殿(鈴木清順監督)」仮面製作

伽井丹彌オフィシャルページ

●『シチグヮチ』(ダイジェスト)約30分 

シチグヮチ
沖縄の旧盆のこと。「伝統とは何か?」をテーマに、ひと夏をかけて地域のみんなで新しい祭「シチグヮチ」を創りあげた。プロジェクトの映像詩。

◇監督:林僚児(はやしりょうじ)

長野県小諸市出身。学生時より映像作品をつくり、常にビデオを持ち歩き日常を記録。2002年、沖縄市銀天街商店街でのアートプロジェクト開始。2005年,「銀天街商店街」の空き店舗を改装し、滞在制作のできる拠点となる、日常的な解放アトリエ『スタジオ解放区』を地元有志、メンバーと共にの立ち上げる。 『映画時間コザ街歩き映画祭』(AAF2007)企画実行。

林僚児さん紹介

『スタジオ解放区』

●『セクション123(ワン・ツー・スリー)』約40分

向島の路地から路地へ、シャイで無口な二人のスケートボーダーが滑り抜けてゆく。まちの中に“居場所”を探し続ける彼らの姿と軌跡を通し、今この時にしか存在しない向島の風景を記録する映画です。最後には思わず息を飲む向島の未来の姿も。変わりゆくまちに対する、ちょっぴり辛口なオマージュとなりました。一癖ある脇役に、アーティストのパルコキノシタや松蔭浩之、そして向島芸術計画にも参加している三田村光土里が出演。

◇監督:品川亮(しながわ りょう)
月刊誌STUDIO VOICE編集長の傍ら、自主制作映画を撮り続ける。『亡霊極道』(ゆうばり国際フンタスティック映画祭2004参加)など。2007年2月、短編オムニバス『over8』の一作品として、「結晶都市」公開。東映アニメーション『画ニメ』シリーズ、H・P・ラブクラフト原作『ダニッチ・ホラー』監督。

『向島芸術計画2007』

品川亮さん紹介

●特別上映 「カンフーケーキ」

●特別上映 「越後妻有の旅(仮)」約10分

『現代アート展 第3回大地の芸術祭ー越後妻有アートトリエンナーレ2006』での旅模様。

◇ 記録:梅田マサノリ
帯広市生まれ。美術作家。大学在学中、荒井善則に学ぶ。帯広を拠点に、パフォーマンスや平面作品、インスタレーションなど、ジャンルを超えた活躍を続ける。近年は、環境をテーマにした作品や、生と死を見つめた作品、あるいは他者との関わりを素材としたインタラクティブ・アートに取り組む。2007年、北海道立帯広美術館にて「十勝の新時代」梅田マサノリ展。

『梅田マサノリ展』