めくるめく紙芝居レポート⑥

今回は長机を部屋の対角線上に配置し、紙を長く使いました。
そして、Anさんの提案でみんなのヒト形をとっていくことに。

日時:11月25日(日) 13:00〜16:00
場所:山科青少年活動センター 大会議室
今回の参加人数:19人
参加アーティスト:林加奈さん

長く長くなった紙の上に、どんどんみんなの形が鉛筆で描かれていきます。上半身をぺたーっとのせている方もいれば、腕のみ、足のみ(つま先が美しい)という方もいます。一通り紙がヒト形で埋め尽くされてきたのをみて、「絵が動いているみたい」「ダンスをしているみたい」という意見もありました。次は鉛筆で描かれた線を絵の具でなぞっていきます。色とりどり柄とりどりで見る見るうちに賑やかになっていきます。そして背後ではYっしーさんとかなさんのトルコ風ユニット(?)があやしい曲を奏でていました。

♪死〜体発見現場へ急行 現場へ急行なぞってなぞって・・・♪
という曲が誕生。

どうやらなぞった絵は殺人現場のようです。しかもマトリョーミン教という宗教まで誕生しました。かなさんが、マトリョーミンというマトリョーシカの形をしたテルミン(楽器)でみんなを洗脳していきます。「今日の洗脳は終わりじゃ」byかなさん。布教活動もばっちりです。

そんな時、障子紙を買いにおつかいに行っていたRちゃんが帰ってきました。
思ったより安く買えたので、うれしい一同。
突然「紙買ってきたぞ」ダンスが始まりました。ちょっと民族的。紙を崇め奉ります。

そうこうしているうちに、ideさんがJちゃんの操り人形に!ideさん(後ろから操るJちゃん)が人の頭をなでたりたたいたり、いろいろしています。「私じゃないんだ!」と主張するideさん。でもちょっとうれしそうです。そんな二人の背後に迫る人影。Aさんです。Jちゃんの背中に張り付くAさん。そして増えていく操り行列。最終的にかなりの人数の大行進が始まりました。ちなみに私、スタッフKは何とか逃げ切りました。行列でこられると意外と怖いです・・・!!

一方、H君はマトリョーミンがお気に入りのようでした。マトリョーミンを満面の笑みで奏でるH君。見ているこちらも、ほわ〜っと楽しくなりました。素敵な笑顔ありがとうございます。

そしてやはり出ました。N君十八番絵の乗り物シリーズ!毎回かなり楽しみです。今回は、「N700系」「オーシャンアロー」という日本海の夢の共演が実現。私は乗り物には詳しくないものの、その細部まで描かれた絵のできばえに惚れ惚れします。

はてさて、新たな紙が用意され、2枚目の紙は手形がぽんぽん押されていきます。なぜか河童などの妖怪の絵がどんどん増えていき、電車も登場。さすがめくるめく紙芝居、何の脈絡もありません(笑)。一番怖かったのはかなさんの手形が元になってできた妖怪(?)でしょうか(でも納豆に見えなくもない)。あの絵が枕元にあったらたぶん大多数の方が泣きます。

有力候補の曲ができたり物語性のある絵ができたりと、着々と進んでおりますめくるめく紙芝居。
今年中には話の筋ができそうです。練習もたくさんできるよう、お話作りがんばっております。(スタッフK)