昨夜ロンドンから到着されたばかりの小野さん。
疲れをみじんも見せず、今日は、朝からアリオスの
リハーサル室で音あわせ。
そして午後は、総合磐城共立病院で
「ひびきでつながる4日間」の最初のコンサート。
今回、小さな身体で病気と闘っている子どもたちのために、
小児病棟のロビーでのミニ・コンサートを、特別にお願いしました。
パジャマ姿の小さなお客様たちが、小野さんのヴァイオリンに合わせて
「幸せなら手をたたこう」「きよしこの夜」などを、たのしそうに
うたってくれていました。
ちょっとはやめのクリスマス・プレゼントになったかな?
その後、講堂で、今度は大人の患者さん対象のコンサート。
車いすやストレッチャーに乗った患者さんたちで、
講堂はあっという間 にいっぱいに。
熱心に聞き入っておられるお年寄りの方、
病気のご主人にそっと寄り添う女性、
後ろで患者さんの様子を見守りながら耳を傾ける
白衣のお医者さん、看護師さん…
お一人お一人の心の中に、小野さんのヴァイオリンが、
きらきらと満ちてゆくのが見えるようでした。
拍手と笑顔と、ちょっぴり涙の、すてきな1時間になりました。
音楽で病気を治すことはできないかもしれません。
でも、気持ちを楽にしたり、明るくしたり、ほんの一瞬だけでも
抱えているものを軽くすることはできるかもしれない。
そんな思いで今回のコンサートを企画してみましたが、
今、終わってみて、共立病院のスタッフ、お医者さま、看護師さん、
看護ボランティアの皆さんの大きなご協力で実現できた公演だったと
実感しています。
たくさんの感謝を込めて。
おでかけアリオス スタッフ:前田