【レポート!】ひびきでつながる音楽会

最終日に行なわれた「ひびきでつながる音楽会」。
いわきアリオスの大リハーサル室に、ヴァイオリンを愛する
様々な年代の方が集い、小野さんによるミニコンサートと
ワークショップが行なわれました。

前半のミニコンサートでは、「タイスの瞑想曲」や「G線上のアリア」など、
前日のリサイタルでは演奏されなかった曲たちの
ゆったりとした美しい旋律を一音一音ていねいに奏でてくださいました。

後半はワークショップ。
参加者のみなさんは、11月初旬から練習を重ねてきた
「リュートのための古い舞曲とアリア」「ラデツキー行進曲」の2曲を、
小野さんと一緒に合奏しました。

小野さんは、イギリスでは、母校であるメニューイン音楽院で
8歳から14歳までの子どもたちを指導されています。
その経験からなのか、特に、小さな子にも
曲のイメージが湧きやすいように、想像しやすいように、と
心を砕かれているのがよくわかりました。

「こうするともっとかっこよく弾けるよ」
「このメロディーを聴いてどんな気持ちになる?」
「優雅にダンスをしているつもりで弓を持つ腕を動かしてみて」
「この音から急に魔法の国に入ったような気がしない?」

たくさんの言葉を使って、受け取る側の感性を信じ、
大切にされているということが伝わってくるワークショップでした。

おでかけアリオス スタッフ:前田