最近、ブログがすっかりシェイPと第九の会の皆さんに
任せっきりになっていてすみません。
ちゃんとレポートもしていきますよー。
3月8・9日に行なわれた「じゅんじゅんマイムワークショップ」。
2日間かけて参加者がパントマイムの作品を創り上げます。
参加者は10人〜12人。男女比はほぼ同じ。
今回は、パントマイム3人、演劇3人、ダンス1人と、経験者が
半数を占めていました。
私が見学しに行った時には、ちょうど映像レクチャーが
行なわれており、1968年制作「2001年宇宙の旅」を観ながら、
観る人の視覚を「騙す」ということの実例を示しつつ
お話されていたじゅんじゅんさん。
メイキングについても詳しく説明されていて、映画の方も
かなりお好きとお見受けしました。
続いてペアになり作品づくり。
パントマイムといえば、目の前の見えない壁をペタペタ
触ったり、壁のむこうで階段を降りて行ったりというものが
すぐに頭に浮かびますが、じゅんじゅんさんいわく、
「うそをつくことで、重力を無視したファンタジーな身体になる」
ということ。
たとえば、仲良く座っているこのカップル→
あー、あれね。
いわゆる「空気イス」ね。
と思いきや、
実はこんなことになっているんですね。→
じゅんじゅんさんがお手本を見せながら作品作りを指導して
いかれるのですが、それを見ていると、ほんとにもう、すごい。
「壁、のぼってる!!」ってなるんです。
じゅんじゅんさんは四つん這いになって、視界を
真横に横切って行くのに、です。
重力を無視して、上手にうそをつくには相当な体力も必要です。
写真奥は壁のぼりで休憩中の皆さん。
それでも、
この壁が地面だったらどうなるだろう?
普通にやったらこんな風に力が入るけど、角度を変えるとどうなるか?
自然に観る人の視覚を騙すためにはどうしたらよいか?
そんな想像力と探究心で、どんどん作品作りがすすんでいきます。
最後は、一組ずつ作品を発表。
初心者の方もいる中、短時間での作品づくりだったにも関わらず、
皆さん、とてもうそがお上手で、面白い作品ばかり。
2日間でこれだけできるものなんだなぁとびっくりしてしまいました。
参加者の皆さん、お疲れ様でした。
実生活ではできるだけ正直にお願いします。
(おまけ)
参加者の皆さんに触発されたのか、演劇プロデューサーの
今尾さん(写真手前の黒)も何故だかこんな姿に。
このポーズ以上に、隣で今尾さんと普通に会話している
演劇制作担当:福地さん(写真奥)の冷静さが衝撃的だったので
思わず撮ってしまいました。