制作進行中のアリオスペーパーvol.3。
次回の発行は8月28日(木)を予定しています。
そして、この日はvol.3表紙の撮影日。
またまたあのお方がいわきにやってきました!
アリオスペーパー公式カメラマン・平間至さん。
今回のモデルさんは、渡辺町にお住まいの
榮島エイさん99歳。
今年の10月に100歳になるとは思えないほど
かくしゃくとしていらっしゃいます。
耳も目も足腰もしっかり。
いわきDIAMONDプロジェクトに参加されていた
孫嫁の圭子さんからの推薦でモデルをお願いしました。
前日はデイサービスの日だったそうで、爪には
介護士さんがやってくれたという、かわいらしい
ネイルアートが。
「かわいいですね!」というと、恥ずかしそうに
「こんな、もういいって言ったんだけど…」
と、ぎゅっと手をグーにされてしまいました。
平間さんが今回撮影場所に選んだのは、
エイさんが、生まれてからずっと住んでいらっしゃる
このお宅の中庭。
控えめな性格も手伝って、カメラが向けられると
どうしても表情が固くなってしまうエイさんに、
平間さんがとったのは、「好きなもの連呼」作戦。
平間さん「好きな食べ物は何ですか?」
エイさん「ナスとか…」
平間さん「じゃあ、カメラに向かってナス!って言ってみてください」
エイさん「…ナス…」
平間さん「他にはどんなものが好きですか?」
圭子さん「火が通ってれば、あんこうも好きだよね。」
平間さん「じゃあ、次はあんこうでいってみましょう。
(スタッフにも)はい、みんなで言いますよ〜、せーの!」
一同「あんこ〜う!」
…って、どうなんだ!?あんこうコール!
心なしかエイさんは戸惑い気味にも見える…
この作戦はエイさんの笑顔をうまく引き出せているのか!?
そんな疑念がスタッフの頭の中をよぎっている間も
平間さんはゆったりとエイさんに話しかけつつ撮影。
平間さん「ひ孫さんたちはかわいいですか」
エイさん「かわいいです」
平間さん「じゃ、名前を呼んでみてください」
エイさん「ミヤコ!」
と、ひ孫さんの名前を呼んだエイさんの笑顔。
側で見ていても「これは!」と思いました。
ミヤコさんは、舞台スタッフの仕事を目指して
東京で修行中なので、離れて暮らしてらっしゃいますが、
きっと、側にいなくても、名前を呼ぶだけで愛しさが
湧き上がってくるんだろうな、と思うような優しい声でした。
おしゃべりでリラックスした空気をつくりながら、
モデルさんの気持ちに寄り添って、心からの笑顔を
誘い出してしまう平間さん。
撮影後は、榮島さんのお宅でとれた、おいしい野菜を
いただきながらおしゃべり。→
長生きの秘訣も伝授されていました。
8月28日に新聞折込のアリオスペーパーvol.3。
どうぞお楽しみに。