子どもが〝楽しそうなお父さん〟を感じられるように (絵本の読み聞かせから)

先日うかがった、父と子の愛着形成の実践事例のヒアリング第一弾、パパ’S絵本プロジェクトと、ファザリング・ジャパン(FJ)の活動について、代表の安藤さんに委員の皆さんと伺った内容を一部ご紹介します。

父と子のかかわり方は、多種多様・・・ 唯一絶対の方法はない。
それぞれのスペシャルをみつけてほしい・・

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●絵本=教育ツールという幻想・ 読み聞かせに対してのハードルの高さ。
・ 絵本売り場に立つこと自体が恥ずかしい、と思う父親も多い。(大阪の書店では、ビジネス書のとなりに絵本売り場を置いたところ、非常に売れたという実績も。)

●絵本をコミュニケーションツールとした父と子の関わり
・ 大人になっても、絵本を通してお父さんの声が聞こえてくる。
・ 絵本は、子どもの世界づくり。読み聞かせはエンターテイメント。
・ 子どもは父親と一緒にいること自体が楽しい。
・ 絵本選びは父親自ら楽しむ。 
・ 〝我が家の定番の絵本〟をつくってほしい。

●ツールは必ずしも絵本でなくてもよい
・ 父親自身がよく手にする、車のカタログでもよい。子どもにとっては、〝楽しそうなお父さん〟を感じられることが嬉しい。
・ ツールを通して、新たなステップへ広がりを見せる。(車のカタログから、一緒に洗車をすること、といったリアルなコミュニケーションへの展開)