まちづくり「助成金申請書」の書き方講座 part2

前回は助成金の申請書類の書き方について、私なりのポイントを簡単に書きました。。

今回は、実際に話をした内容を書いてみたいと思います。

私がまちづくりのNPO活動を始めて、早?3年。。今回助成金申請書類の書き方講座の話題提供者に選ばれた理由ってなんだろう??とかんがえていたところ、たぶん、助成金の申請を2回行った結果、ある程度の成長が見られたからなのかな?と思って1回目に申請した時の書類と2回目に申請した時の書類を見比べてみました。

そこで私が「ここは重要!」と感じた点を3つお伝えします。

(%赤点%)1つ目は、「活動目的」
(%紫点%)2つ目は、「何をしたいのか」
(%緑点%)3つ目は、「お金」

です。

今回は最初の点、「活動目的」について書きたいと思います。

私達が最初に提出した書類では、「区民と学生とNPOが一体となって・・・」とか、「池袋を環境の視点からみて・・・」というような内容を活動目的として書いていました。

今になって読み返してみると・・・
区民と学生、NPO→なんだか遠いイメージがある(身近じゃない)
池袋を環境の視点からみる→池袋ってどこのあたりを指すの?

という2点が課題だなと感じました。一言でいうと、身近に感じる企画ではない、ということと、まちをどうしたいのかがあまり具体的ではない内容でした。

では、何が悪かったのか??というと、
(%痛い女%)対象者、対象地域の選定が不十分だった
(%痛い女%)実は何がやりたかったのか漠然としていた
(%痛い女%)まちの人のことをきちんと知らなかった→どうやってまちに入り込むのかを考えていなかった

という点が不十分だったなと改めて感じました。

まちづくりの順番としては、
①ニーズや問題点があって、②こうしたい!というのがあるべきですが、私たちの場合は、①こうしたい→②だから、こういうニーズがあるのでは?という逆の方向を進んでいたのです。

こういう失敗を生かせたのか、2年目の活動目的では、
「西池袋」という対象地域をはっきりと打ち出した(%ニコ女%)
地域で何をしたいのかをはっきりと打ち出した(%ニコ女%)
ことは重要なアピールポイントだったようです。

それと、「目的」と「目標」は混同しがちな点ですが、
「目的」とは、、最終的にこうありたいという姿(最終目標とでもいうべき)で、「目標」は、目的を達成するための手段です。

たとえば、教育を行う場合だと、
「教育の場を提供する」というのは、あくまで「目標」であって、目的は「場を提供することによって、学生たちにどうなってもらいたいか」ということです。
つまり、「活動することによって、その地域をどうしたのか?どうなってほしいのか?」という点までを活動目的で明記することが必要だと考えています。

このように活動目的を具体的に書くことで、それぞれの活動の中身もより充実するのではないでしょうか?

みなさんはどう思われますか?
次回は、、「何をしたいのか」という点について書いてみますね。(かえこ)(%笑う女%)