「西池袋おさんぽマップ」の作り方 part4

「西池袋おさんぽマップ」の作成講座part4です。
これからいよいよパソコン上での作業となります〜。

④写真の加工について
写真をマップ上に配置する前に、「Photoshop」というソフトで加工していきます。

まずはカラーモードをRGB→CMYKに
デジカメで撮影したままのカラーモードはRGBなので、商業印刷で使用するカラーモード、フルカラーの場合CMYKという4色のモードにに変更します。
WEB上で使うならRGBのままで良いのですけどね。
印刷会社さんで印刷してもらうときは変更します。(単色印刷や特色印刷だと、また違ってきますが)
私はこの作業を忘れてしまいがちなので、ソフトで写真の画像を開いた際、最初に行ってしまいます。

次に、明るさや色味の調整を
写真が少し暗めだったり、色味がくすんでいたりした時には、Photoshopの機能を使って補正します。
「色調補正」・「レベル補正」・「カラーバランス」・「色相・明度」・・・etc.
機能が沢山あって使いこなせてないのが現状なのですが、とりあえずいろいろ試してみて、失敗したと思ったら「ひとつ前に戻る」で戻り他の機能を試す・・・の繰り返しです。
私がよく使うのは、明るさ等を調整する「レベル補正」と「トーンカーブ」です。

※注意:画面上で見る画像の色味と、実際印刷されたものの色味とは、必ずしも同一ではありません。
家庭にあるインクジェット・プリンターと印刷会社の出力機でも違ってくるし、印刷する紙の種類等でも変わってきます。
製作・印刷会社では、色味を統一するため、パソコンの設定をいじったりするそうですが、家庭ではなかなかそこまで出来ませんよね〜。
色味がそんなに大きく外れることはないと思いますが、色味を気にする印刷の時には、印刷会社に「どんな色味になるか」の試し印刷を頼むと良いかもしれません。
有料かも?
今回の場合は、印刷会社に出向いてその場で「大体こんな感じになります」という簡単な試し印刷をしてもらったので、無料でした。(もっとちゃんとしたものだと、有料だったと思います)

そしてトリミング
配置するサイズに合わせて画像を切ったり、解像度を合わせます。
写真のようなビットマップ画像の場合、サイズと解像度は切っても切り離せない関係・・・っていうのでしょうか。
解像度とは、簡単に言えば画像の「きめ細やかさ」で、この数値が高いほど精度の良い画像となります。
ただ、高ければ高いほど良いというものではなく、出力する紙等によって「大体このくらいの数値があれば良い」と決まっているので、それに合わせます。
(解像度が高いとファイル容量も重くなってしまうので、パソコンに負担をかけてしまいます)
今回は、300〜350dpi(解像度の単位)です。(たいていのフルカラー印刷の場合、このくらいだと思います。詳しくは印刷会社さんへ!)
で、なんでこの解像度にサイズが絡んでくるのかというと。
画像の大きさが切り取りたい必要なサイズに足りない時は、解像度を下げると、きめ細かさが間延びする感じとなり、結果サイズが大きくなれるのです。
・・・わかりづらいですか?すみません(汗)

ただ、ここで注意しなくてはいけないのが、「その間延びした感じ」です。
必要なサイズに足りないからといって解像度を適正値よりも低くしすぎてしまうと、画像が粗く間延びした感じになり、ピントが合ってないような、綺麗な写真とはなってはくれません。
そんなときは、サイズを小さくして配置するようにしたり、もう一度高解像度の設定で写真を撮り直したり&スキャナし直したりしなくてはなりません。
今回は、頂いた写真データが多かったので、当初考えていたサイズより小さくしたり、ある写真の一部分を使おうと思っていたけれど足りなかったのでもっと大きく切り抜いたりしました。
解像度が低くぼんやりした画像を、でもそれでも使いたいって時は、透明度を高くして背景画像として使ってしまう手もありますしね♪
ある意味、腕の見せ所!?

こうして解像度とサイズの関係がクリアしたら、「切り抜きツール」を使用して、写真の一部分を切り抜いちゃいます。
今回は、写真については四角く切り抜いたので、それ以上の機能は使いませんでしたが、例えば、写真に写っている人の形に合わせて切り抜いたりって事もできます。
この作業はイラストの加工のところで書きます♪

最後にファイルの保存形式
EPS形式で保存してください。(「○○○.esp」となります)
画像ファイルの保存形式のひとつですが、商業印刷でよく使われている出力機に対応するために開発されたものなので、一番安定しているそうです。
あと、ファイル名ですが、自分以外の人に最終的に委ねるものでもあるので(印刷してもらうので)、わかりやすい名前が良いと思います。
私の場合、「photo_hana_01.eps」みたいな名前の付け方をしています。

・・・なんか、自分でも説明していてこんがらがってきたような?
たぶん、実際にやりながらじゃないと、余計にわかりづらいですよね?
ここで今回は終わりにして、続きは次回にします〜☆

(ふく)