皇居東御苑の歴史と初秋の散策 のご報告

遅ればせながら、皇居東御苑の歴史と初秋の散策 のご報告を・・・。

10月1日は、2日前くらいまでは天気予報で(%雨%)ということで、スタッフ一同がっかりしていたのですが、当日はなぜか(%晴れ%)!。風土のイベントではほとんど?といって良いほど雨が降らないので、今回ばかりは・・・(%ショボ女%)と思っていたのですが、とても暖かくて良いお天気に恵まれました(%笑う女%)。

当日の参加者はいつもより少なくなってしまい、6名というこじんまりした感じでしたが、その分参加者同士の会話も弾んで、楽しい探勝会になりました。

今年は、大田道灌の築城から、555年目になる年らしく、、555年っていう重みをまずはずっしりと感じた私でした。(%ショック女%)

皇居に入る前に、皇居のお濠の外来種問題についての話がありました。皇居のお濠での魚の調査によると、ブルーギルという外国の魚の割合が増えていて、お堀によっては、9割以上がブルーギル(%痛い女%)というところもあり、昔からいた日本固有の魚はブルーギルによって食べられてしまっているそうです。さらに、ブルーギルが共食いをするということも起こっているので、ブルーギルの稚魚がたくさんいて、あまり成長はしていないというお話もありました。
皇居のお濠の中は、「まさに生き物たちの戦争が起こっている」という大崎先生の話がとても印象的でした。

それとは別に、お濠の一部では、ホタルが見られるところもあるそうです!ホタルスポットも教えてもらいましたよ(%笑う女%)。

私自身、皇居に行くのは8回目?くらいになりますが、今年とてもびっくりしたのは、地震や台風の影響で、東御苑の門の外壁等が壊れていたことです。壁は漆喰で作られているそうで、中の構造までも見えている箇所もありました。皇居にも影響が出ているとは全く知りませんでした(%ショボ女%)。

今回の探勝会では、ヒガンバナがとてもきれいに咲いていました。赤いヒガンバナだけでなく、白いヒガンバナも咲いているのにびっくりした方たちもいました。
また、カリンの実がとても美味しそうになっていましたよ。その他、お茶の花も白く咲き始めていたり、秋の七草であるキキョウもきれいな花を咲かせていました(%ニコ女%)。

少しずつですが、秋を感じさせる自然が見られましたよ(%星%)。

そして、昭和天皇のご発案で大崎先生が設計に携わった「二の丸の雑木林」のお話もありました。実際に昭和天皇がご覧になられた際に歩いた場所を私たちも同じようにして歩きました。そしてそれぞれに思いをはせながら、設計の際の苦労話等を伺いました(%ニコ女%)。

まだまだ言いたいことはたくさんあるのですが・・・。

最後に、今回参加された方の感想を一部ご紹介いたします(%笑う女%)。

興味深かったこと、印象に残ったことは、お堀の外来種問題でした。

今まで考えてもみなかったことでした。

植物の異変は見てわかりますが、お堀のなかでさえも、変化は起こっていたのですね。

また、お堀の魚や生物のリストを見ると、在来種については、タモロコ、オイカワなど、自宅付

近の水田水路にいたものと殆ど同じだったのが意外でした。(最近減少・絶滅してしまった

ものも含め)

雑木林設計の経緯についてのお話も興味深く伺いました。

東京都の衛星鳥瞰図を眺めると、皇居の緑がはっきりとわかります。

それだけ貴重なまとまった緑地が保全されていること、1ヘクタール

にわたる雑木林を作ることを発案された昭和天皇や、地域の

自然の復元を提案・実行された大崎先生の先見性がすばらしいです

(%星%)(%星%)(%星%)(%星%)(%星%)(%星%)(%星%)(%星%)(%星%)(%星%)(%星%)(%星%)(%星%)

次回は6月のショウブがきれいな頃に開催したいと思っていますので、ぜひ皆さんご参加下さいね!(かえこ)(%ニコ女%)