みなさま、ご無沙汰しています。
風土のメンバーの一人、AKANEさん(%笑う女%)。
昨年より、JICAのシニアボランティアとして、アルゼンチンに派遣され、現地のNGO事務所で環境教育に携わっています。
今回は、あかねさんから届いた、アルゼンチンのエコ便りをご紹介しますね(%ニコ女%)。
(%星%)アルゼンチンの人々の生活に欠かせない飲み物といえば、マテ茶です。
マテ茶は南米原産のお茶で、容器に茶葉を入れてお湯を注ぎ、先端に濾し器がついた金属性のストロー(ボンビージャ)で飲みます。
一人でも飲みますが、家や職場や公園など、とにかく人が集まると一つの容器で回し飲みを始めます。
日本でマイボトルを持つ人が増えるずっと前から、マテ茶の容器とお湯の入ったステンレスボトルを持ち歩いていたアルゼンチン人は少なくありません。
隣国のウルグアイではさらに普及していて、マテロというマテ茶を飲むための道具一式を収納するバッグが売られています(%笑う女%)。
アルゼンチンの人に「とてもエコな習慣ですね。」と話しかけたら、「ただの習慣で、環境のことを考えているわけではありません。」と言われました。確かにそうかもしれません。それでもその結果として、捨てられるペットボトルや空き缶や使い捨てのコップの量が減るのはすばらしいことだと思います(%ニコ女%)。
私の職場は小さなNGOですが、ベランダでコンポストを作っています。
毎日マテ茶を飲む人がいるので、コンポストの中身はほとんどがマテ茶の茶がらです。
コーヒーかすやバナナの皮、リンゴの芯なども時々入ります(%星%)。
腐葉土と混ぜるだけの原始的なコンポストですが、臭いの強い生ごみがなく量も少ないので、時間をかけてゆっくり熟成させると良い堆肥ができます。
春にこのコンポストの中から植物が生えてきました(%笑う女%)。
誰かが入れたトマトの種が芽を出したようです。
植え替えるとどんどん成長し、夏の終わりにはたくさんの実をつけました。
マテ茶の栄養で育つトマトを観察するのはとてもおもしろかったです。
秋の嵐で茎が倒れてしまい、今は茎も葉もコンポストの中で再び堆肥に生まれ変わっているところです。
南半球のアルゼンチンはこれから冬を迎えます。来夏にはみどりのカーテンを作ることができたら楽しいだろうなと思っています(%星%)。
あかねさんからのアルゼンチン便り。第二弾をお楽しみに〜。