第4回通常総会、無事終了しました

昨日CSNの第4回通常総会が無事終了しました。
例年通り、議長選出の後、19年度の事業報告に入りました。
質疑応答で「一番印象に残った事業は?」との質問があり、
「やはり何と言ってもソーシャルスキルトレーニンググループです」
とお答えしました。

 【今年度は、昨年度発足した「ソーシャルスキルトレーニング
グループ」が2年目を迎え、高機能広汎性発達障害のメンバーを
他のメンバーがサポートしながら自らの課題にも取り組むという、
非常に難度の高い内容へと変化を見せつつ展開中である。
更に、このグループの実績を基盤に、新たな試みとして、2つの
パーソナルサポートグループが誕生している。】

 上記は事業報告書からの抜粋ですが、1年半に及ぶこのグループの
なかで、サポート対象である障害を抱えたSさんに、最近著しい変化が
見られるだけでなく、その関わりから他のサポートメンバーが得たものも
まことに大きく、それぞれの課題克服に相乗的な効果をあげています。

 出席された木村周先生からも、このグループについてのご質問が
ありました。先生は現在、厚労省が策定した「障害者雇用」の推進の
ために尽力されているということで、沢山の企業に出向いて雇用を
促していらっしゃるそうです。そんなわけで、「広汎性発達障害」を
抱えた人たちの雇用問題にも非常に興味を示され、私たちの取り組み
の内容にも熱心に耳を傾けてくださいました。

 【職業生活支援のためのグループワークは、19年度に著しい進展を
みせた「ソーシャルスキルトレーニンググループ」の継続、その実績を
基盤として誕生した「パーソナルサポートグループ」の発展に重点をおき、
当法人のユーザーが自分たちの手で活動を創出していく「オルタナティブ
サービス」の土台づくりに着手しようと思う。】

 20年度の事業計画書には、こう謳いました。この他にも当法人主催の
「交流分析学習講座講座」や「人材養成講座」の開講、昨年に引き続き、
合宿エンカウンターグループの開催、他機関の依頼により実施する
グループワークの数々など、計画書は盛り沢山です。

 「こんなにできるのか??」という危惧もなくはないのですが、思えば
去年の計画書もそんなところがありました。かなり強引な計画と思えた
のですが、今年の報告書と並べてみるとこれが結構その通りになって
いるのですね。ですから今年の計画だって実現しちゃうかもしれません。

 あとはもう少し累積赤字を解消することですね。こちらの方は実現
するかどうか分かりませんが・・・でも頑張ります!(新地)