春は転勤の季節ですね。(%ショボ女%)
かわいいらくの利用者さんが転勤になりこの
夙川をあとにします。
ある日保健所から、
「出産を間近に迎えた方が、産後の養生を自宅でするので
お手伝いをしてくれる人を探しておられます」と問い合わせがあった。
私は、直ぐに「ああいいですよ」って何のためらいもなく返事をしてしまった。
私も娘を出産した時はもう母はいなくさみしい思いで
不安な日を過ごしたので、なんとかお役に立ちたい思いで引き受けてしまった。
「打ち合わせに伺ったら「何とも言えないくらい不安そうな顔」で迎えていただいた。
「母が、人工透析をしないといけないので、家に帰れないのです」
出産後は、実家に帰ってお母さんに何もかも任せてしまうのが
当たり前のようになっているのに、「なんてけなげな、私ができることは
精一杯させていただこうと感じた。
予定日を聞き、まだ余裕があるから心の準備をっと
思っていたら、電話が鳴り「昨日生まれました」との事、
「え!!!」「まだ大丈夫と思い買い物に出かけたら急に産気づいちゃって
ポロット生まれちゃったんです」「まあ何て事、退院は何時なの」って聞くと
明後日です、そんなに早くに退院なの、そんな会話をしながら、看護婦さんの
手配をしなくては、と考えたりで、「まあ大変な日がはじまりました」
でも、楽しかった、おばあちゃんになった気分でうれしい思いをさせて
くれたのに転勤をしてしまうなんてさみしい、
彼女から、横浜に転勤が決まりましたって電話が入ったとき、次の
声が出なくなった。「よかったね、実家の近くに行けて」これが
精一杯の言葉だった。
私を、「西宮のお母さんと言って頂いた、育児づかれで泣きそうな声
で電話がかかると」、「お母さんになったんだから頑張らないと」
って怒ったこともあった、そんな彼女が立派に子育てをし、
時々らくに遊びに来てくれる。娘のように可愛かったけど、別れは
あるのですね。
また、いつか会える日を楽しみに送りました。