今年で介護保険制度が導入されて9年目を迎えた。
介護保険が始まった当初は、こんなに大変な事業に
なるとは誰も予測はしていなかったと思われる。(%怒る女%)

兵庫県の介護保険の認定状況を参考に書き上げて見る。
介護保険制度がスタートした平成12年度は第一号被保険者の9%
にすぎなかった、介護認定者は年を行く度毎に増えている。
平成17年度は17%になり、制度が定着してわずか6年間に
約2倍と認定者が増えている。

「これはいかなことか」更に平成20年には、218千人となり、
平成26年度には,266千人(認定率は19%)になる見込み予想されている。
いや、もっと増える可能性の方が高いと思われる。

制度が始まった当初は、「まだ珍しいし、認定してもらわないと損」とか
いろい・・・・・・・・・
介護する家族が介護放棄をしなければいけない状況に
経済情勢も右肩に沿って落ちてきたのが原因では無いか
世の中の状況が介護に影響してきたように思われる。

でも、こんな状態で満足な介護を期待しても大丈夫なのか心配に
なる。
私の周辺でも若くして脳卒中で倒れたスタッフがいる。
脳卒中と言えば、昔は年寄りの病気といわれていたが
最近は、働き盛りがなる病気と変わってきた。
「これはどうしてか」食生活の西洋化、日本には昔のから
日本の風土に合った和食の文化が、西洋かぶれで日本を見失った
代償かも知れない。

道元さんは、「4里四方の食物を食すると健康になる」と
言われている。
今の日本はどうなんだろう・・・・・・
私は、四季折々の食材を使って料理を提供している。
四季を食事で感じ取って頂くのが目的です。

今日の昼間は夏日で、上着を着て自転車で移動していたら
汗が出て来たくらい暑かった。
せめて、らくの利用者さんは春には春野菜の食材で料理を作り
春を舌で感じて欲しいと願っています。

介護保険制度にはなしを戻すと、
こんなむちゃくちゃな制度を作ったこと自体が間違っていると思う、
日本人は家族制度という他国ではまねできない制度が
あるのにそれを維持できない世の中に変わっていたのが
問題ではないか。

介護保険はどこまで維持できるだろうか、この4月から
介護保険の改正が行われ、事業所の負担がますます
大きくなってきた。
人件費との名目で報酬の見直しが行われたが
人件費に充てられる金額はわずかで、事業費に化けてしまうような気が
する。

早く落ち着いた生活が過ごせるような日が来るように
切に希望する。