ヘルパーは、お年寄りがデーサービスーに出かけるための
朝の支度をするために訪問をし、「おはようございます」って声を
かけると、「足が痛くて歩けない」言葉が返って来た。
慌てて部屋に入ってみると、畳の上に座り込んで立てないと悲鳴に
近い声で、助けを求めた。(%痛い女%)

すぐに、ヘルパーが起こして立たそうとしたが足を踏ん張る事が
できない、お尻が重たくてお尻が上がらない。

どうすることも出来なくて、私に助けを求める電話がかかってきた。
たまたま、利用者と私の家が近いので駆けつけると炬燵の中で横たわっている
利用者を見ると、どうにかして椅子に座らす方法を考えないと、
力任せに後ろから抱きかかえてまず炬燵に座らせた。

やれやれ、炬燵から脱出ができた。
それから着替えをさせ、朝食をヘルパーが用意したのを食べて頂き
立とうとしたら、まったく立てない、
「えらいこっちゃ」どうしよう、足が前に進まない、右、左と交互に足を出す事が
出来ない。
元気な時は歩くってことは何も考えずに右、左と足が勝手に出て前に
進む事が出来る。これは脳の指令で足が進む、でも、脳に障害が
起こるとたちまち指令が出ないと部品は動かなくなってしまう。
神秘的なものと捉える。

足だけでは無い、司令塔に障害が起こらないように充分に健康には
気遣って上げないとたちまちどうしようもない混乱に陥ってしまう。

お年寄りは、すぐに整形外科に行って、レントゲンをかけたりしたが
骨は折れていない、これといった歩けなくなった原因は見付けられない。

先生は、足が動かなくなる理由を説明された。
1、骨が折れた場合、これは痛くて歩くことすらできない。
2、加齢による、筋力低下。
3、脳からの指令が出ない。
4、認知症による場合
があるそうです。

私は、それ以外に認知症の薬、「アリセプト」の副作用ではないかと
思う。アリセプトは認知症になると先生は「進行を遅らす薬です」
と処方をする。以前認知症の勉強会で「アリセプト」の効用と
副作用を教えて頂いた。その時「アリセプトは飲み続けると、足が
動かなくなると」言われたのが凄く気になっている。
もしかして、との懸念がする。
どちらにしても、認知症になるってことはすべての自由が奪われてしまいかねない。

誰もが「ボケ」になる事を避けたいと願っているが
容赦なく「ボケ」になる。
これってどうしたら避けられるのかしら、
過去に執着しない、前向きな生き方を心がけていたら避けられるかも
知れませんね、何でもチャレンジして、頭をしっかりと動かす、死ぬまで青春、
を忘れないようにしたいですね。「丘に上がったカッパ」と言って、何も
興味を持たない生き方は駄目ですよ。