以前に掲載した手紙を残りをお伝えいたします。

いずれ歯も弱り 飲み込む事さえ出来なくなるかも知れな
足も衰えて立ち上がる事出来なくなったら
あなたが か弱い足で立ち上がろうと私に助けを求めたように
よろめく私に どうかあなたの手を握らせて欲しい
私の姿を見て悲しんだり 自分が無力だと思わないで欲しい
きっとそれだけでそれだけで 私は勇気がわいてくるのです
あなたの人生の始まりに私がしっかりと付き添ったように
わたしの人生の終わりに少しだけ付き添って欲しい
あなたが生まれてくれた事で私が受けた多くの喜びと
あなたに対する変わらぬ愛を持って笑顔で答えたい
わたしの子供たちへ
愛する子供たちへ

二回に分けて親が子供に向けた心の叫びのメッセージです。

私は、早くに両親を亡くしました。
老いていく親の姿は経験をいたしませんが
「くつろぎの家 らく」の利用者を私の親のように思って
接しています。
認知症になってもプライドをしっかり持った利用者。
母親のように、時には、意地悪く接してみたり、本気で怒ってみたり、
「もう、早く死ね、この分からず屋」って怒ったり泣いたりの
介護をしています。

「くつろぎの家らく」は丸6年が後何日かで終わります。
早い物で2010年から7年目に突入します。
誰もが、らくは長続きしないと思われていたような
綱の橋渡事業を展開して来ました。

でも、これだけは自慢できます。
この6年間に利用者の死に直面していません。
利用者全員一日も利用を休むことなく通って来てくれます。

風邪もインフルエンザが流行しているにかかわらず
元気です。

それと、6年間介護認定レベルが落ちない利用者がいます。
認知症であっても、アリセプトを飲みながら、自分らしさを
失わないで毒舌の利用者、持病を持っているにかかわらず
よく食べてくれる利用者。

試行錯誤しながらの介護です。
もうしんどくて「やめたい」と愚痴を吐きながら頑張っています。
それは、私を支えてくれている素晴らしいスタッフが
いてくれるから頑張れるんです。

私は、スタッフが働きやすい環境を作っていくのが使命だと思って
頑張ります。

来年もチーム一丸となって利用者の介護を
して行きたいと思います。

どうか、私のつたないブログを読んでいただいている方々
私に力を貸してください。
よろしくお願い致します。