日曜日は、豊中の不動寺の能舞台で狂言のおさらい会
に出演しました。

今回で三度目の舞台で、不動寺は二回目、初舞台では惨憺たる出来で
もう二度と舞台には立たないと思ったが、
今回は、「娘と同い年の青年」で迫力ある演技を披露出来たと思う。

今回は出演をするとは思っていなかったのであまり真剣に練習をしなかった。
ところが、3月の後半にプログラムが出来あがって先生が持って来られたら
私の名前が載っている。

思わず先生に「私は今回共演者がでないので出演しないと思っていたんですよ」
って思わず言ってしまった。
先生は、すかさず「せっかくお稽古して頂いているので相手役は誰でも
致しますよ」って軽くかわされた。

さあ大変、舞台まで残りわずか「どうしよう、あら!大変」必死になって台本を
覚えるしかない、覚悟を決めて覚えるしかない!
相手役に不足は無いし、さあガンバロッと必死になってセリフを覚える事に
なった。

若手の励ましで、なんとか当日を迎える事になった。
ようこれだけやれたねっと言うくらい必死になってセリフを覚えた。
やっと前日の土曜日は先生に褒めて頂いた。
「もう安心です」って。
当日は、私らしい失敗をしてしまった。
お聞かせしましょうか、狂言には絶対必要な持ち物を忘れて堂々と
舞台に立ったのです。それは、扇子なんです。
今回は扇子が無いと駄目な
シーンがあるのに、ふと気が付いたら手に持っていないのです。
上手から下手に行って後見さんに附子をもらいに行って後見が
袴に扇子を指しているのに、「私はどうしたの」
思わず後見さんに、「扇子貸して」っとお願いをして事無く済んだ。

くそ度胸があるのか知らないけど、普通だったら頭が真っ白になるのに
なんともなく、最期まで上がることなくやり通した。
今回は娘が彼氏を連れてきた。だから開き直って演じたのかしら・・・・
無事に狂言の会がおわりました。
次回は5月1日、又キャストが違う、熟練者とのやり取り
不安だよ、でも負けないよ!