4月・5月の音楽クラス

ピカピカの1年生を迎えた低学年クラス。2年生もまだまだ自覚がありませんが、持っている笛の違いで少しは先輩の自覚ができるでしょうか。1年生が使うのは1つだけ穴のあいたインターヴァルフルート、2年生はペンタトーンフルートです。毎年、最初は音楽の始まりのお話から始めます。世界で一番歌の上手な木から分けてもらった枝で作ったこの笛を、大事にして欲しいのです。
笛を吹く前に毎回オイルを塗ります。まず穴の中に1,2滴たらしておそうじ棒でゆっくりのばします。外側にも2,3滴たらして手でていねいにぬりこみます。この作業をしている間に子どもたちも落ち着き、笛もつやつやになり、そしてほどよく暖まります。
 今年度2回目の授業では、小鳥さんになって、私の歌う声を聞いて空高く飛んだり、木の上の巣にもどったり、地面に降りてエサをついばんだりしました。次には笛の音を聞いて同じことをしましたが、初めての子も高い音と低い音と真ん中の音がよく聞けていて
感心しました。さっそく笛で「ちいちいことり」を吹きました。1年生も1音ずつ担当していっしょに吹くことができました。2年生の男の子たちは時々おふざけするのですが、やる時にはちゃんとやっていてけっこう真剣です。これからが楽しみです。

 高学年クラスは今年初の試みとして3年生だけの時間、全員一緒の時間、4,5年生だけの時間の3構成です。4月の授業では
3年生は楽譜の導入として太陽の通り道を、4,5年生は実際の楽譜につながる星の通り道の5線譜を描きました。合同の時間には
ペンタトーンフルートで全ての音を使って即興的なことも始めました。4,5年生はリコーダーも使っています。高学年と幼児クラスの授業の様子は、また次回にお伝えします。