《高学年造形クラス》
この春からは、宇宙の始まりから星星の誕生、地球の生命の誕生へと話を進めています。
4月ではパステルを使って銀河を、5月では地球の海の誕生から生命の誕生の流れを水彩でたどっていきました。
まだ星のない暗い空間に星雲が漂う初期の宇宙。その雲は渦を描きながら集まっていきます。そしてある時、その渦の中心で、突然、まぶしい輝きとともに星星が誕生します。私たちの住んでいる銀河系はこの様にしてできたと言われています。この銀河系の中には無数の星星が存在し、中にはきっと私たちの地球のように、生き物や私たちのような人間が生活している、そんな青い星があることでしょう。でも最近になって、ハッブル宇宙望遠鏡が宇宙に浮かぶ無数の銀河をとらえました。そう、宇宙は銀河という星の集団が無数に漂っているのです。暗闇の大宇宙に浮かぶ輝く銀河の群れは、神様の目からはまるでお花畑のように見えるのかもしれません。その一つ一つのお花に、生き物や人間達が一体どれだけ住んでいるのでしょうか。そのように考えると、この世界の壮大さと美しさに胸が震えます。
細井 信宏