3.4年生クラスでは、楽譜の導入をしています。楽譜といってもまず描くのは、わたしたちに命をもたらす一番大切な星、太陽の通り道を描いていきます。太陽の音はラ(A)の音で、この音は世界中の赤ちゃんたちが生まれて最初におぎゃあと泣くときの音でもあります。そんな話をしてから、厳かな響きのゴングでラの音を聴きます。そして、朝太陽が昇ってから一日かけて天空を渡り、夕方沈んで地球の周りを一周し、また昇ってくるのをイメージしながらスケッチブックの中央に赤いブロッククレヨンで水平に太陽の通り道を描きます。地球の周りを周って再び天空を渡り、を繰り返すと赤い線はだんだん濃く現れてきます。太陽の通り道ができたら今度は月の通り道です。黄色のクレヨンの細い面を使って太陽の道の上に描きます。紙の上を通る間はその星の音(声)が鳴っています。月の音はシです。次は太陽の下に土星の道を、その下に金星の道を・・・、と描いていき、ついには虹のような惑星の通り道が出来上がります。これがいわゆ五線譜になります。子どもたちに豊かなイメージを持って楽譜を認識してもらいたいのです。
1.2年生クラスと幼児クラスはツバメの話をしました。南の国からやってきたツバメの夫婦が巣を作って卵を生み、赤ちゃんを育てていく話(創作)です。ある日卵の中から、トントントン、もう生まれるよ、と赤ちゃんが殻をつつく音がします。母さんもそれに答えて外からトントントン、とつつき返します。いろんなリズムでつつき合っていると、ついに殻が割れて赤ちゃんが生まれました。生まれるとすぐにお腹をすかせて大きなお口を開けている赤ちゃんたちのために、母さんも父さんも大忙しでエサを探しに出かけます。夕方になってお日さまが沈むと、お腹いっぱいになった赤ちゃんたちは母さんの羽のしたでぐっすりと眠ります。こうしてツバメのあかちゃたちはすくすくと育っていきました。
きららの子どもたちもすくすくと育ってね。