10年あまり過ごさせてもらった「きららの森の学校」と、この3月でお別れすることにしました。家での仕事が忙しくなったのと、10年の節目でひと区切りつけさせていただこうと思ったのです。4月からは友人のオイリュトミスト、小林羊子さんに引き継がせていただくことになりました。皆さん本当にお世話になりました。子どもたちときららのお母さんお父さんたちに、私が育てていただいた10年でした。
というわけで今日は高学年クラス最後の日。期末試験前にもかかわらず2人の卒業生の中学生も参加してくれました。ちょっと会わない間に私と同じくらいの背丈にすらりと伸びた長い足の二人が入ると、いつものクラスがちょっと違う空気になりました。
ウィンドーチャイム、グロッケン、木のクラベス、フィンガーシンバルで部屋の中に
「音で絵を描く」即興の練習では、試す度にいい感じになり、最後にはいずみちゃんが
「教会の賛美歌みたいだった」と言うような厳かな響き合いが生まれました。メロディがないにもかかわらず、です。
再来週の卒業式に向けて練習してきた「スイートニンフ」という曲のリコーダーの3部合奏も、今日初めて(!)うまくいきました。
最後に6年生のゆかちゃんのリクエストで「目隠しオニ」をしました。皆が輪になって見守る中、二人のオニが目をつぶってひとりは鈴を持って逃げ、もう一人が音を頼りに追うという遊びです。今日はメルヘンクーゲルというかそけき音の鈴でやりましたが、皆なかなかいい耳をしていて盛り上がりました。
再来週で最後になります。きららにはいい思い出ばかりで、この決断は本当によかったのだろうかと思う日々です。でもきららにとっても私にとっても、きっと新しいスタートになると思っています。最後までよろしくお願いします。