とうとう、きららの森の学校とお別れする日がやってきました。最後の授業の後、6年生の卒業式と私のお別れ会をしていただきました。お母さんたちが用意してくださった身体にやさしい美味しい昼食を、お名残り惜しい気持ちでいただきました。
いつの間に打合せたのか、高学年の子どもたちがサプライズで踊りを披露してくれました。私をきららに招いてくださったゆうさんが「風はどこにいくの?」というこの場にぴったりのお話を読んでくださいました。 他にも皆さんの心のこもったプログラムが続き、和やかに送り出していただきました。
私は泣かないぞ、と決めていました。またお会いできるし、きららの森の学校も私も、新しい出発をするのです。泣くことではありません。そしてなんとか涙をこらえ、笑顔で皆さんとお別れしました。
帰ってからいただいた品々〜黄色いバラの入った大きな花束、手作りの美味しいクッキー、私のドイツみやげのカラー羊毛で作ってくださった美しいお花のブローチ、きららの子どもたちの作品の載ったカレンダー、しょうかちゃんの手作りの花束、などを味わい、眺め、最後に音符のついた手作りの表紙の「理美先生へ」と書かれた冊子を開けました。
そこには、なんということでしょう、今いる子どもたちだけでなく、これまでに関わったいろんな子どもたちとお母さんたちからのメッセージがぎっしり詰まっていました!
そして、私はこんな言葉をいただくに値する人間なの?と思うほど暖かい言葉をたくさん
いただき、今まで我慢していた涙が一気にあふれてどうしようもなく泣きました。
ありがとう、皆さん。この冊子は一生の宝物です。これがあれば、これからどんなことがあってもやっていけます!皆さんに育てていただいたことは忘れません。私が子どもたちに渡せたものもあるかもしれませんが、私がいただいたものの方がどれだけ大きいか!
新年度からの計画も拝見しました。よく考えられているなぁと感心してしまいました。
新しい先生を迎え、これからますますきららの森の学校が子どもたちの大切な場として発展していかれますこと、心からお祈りいたします。
( 音楽クラス 斉藤理美 )