(%赤点%)過日、テレビのバラエティ番組で高校生を集めてトークショウをやっていた。出演者の中年男性が「最近の女性は男性を立てない、男性も弱くなった。女性は男を立てろ!」と言った。
(%赤点%)それに対して参加者の男子高校生が「今はジェンダーフリー・男女平等の時代。女性も働いている、対等である。特に男を立てることはしなくて良い」とサラリと言い返した。
女子高生からは「男が弱すぎる、虫もさわれないのに強がっている」など。
(%赤点%)最近の高校生には何かと問題もあるが「男だから〜女だから〜、こうあるべき」という思い込みにとらわれない自由な感性に清々しさを感じた。
いまどきの高校生も満更ではない!
(%エンピツ%)(%エンピツ%)「ジェンダー・フリー」は、「社会的性別」(ジェンダー)にとらわれないとの意味合いで使われる言葉です。
人間には、生まれついての生物学的性別がある一方、社会通念や慣習の中で社会によって作り上げられた「男性像」「女性像」があります。これを社会的性別といいます。
(%エンピツ%)例えば「夫は外で仕事を行い、妻は家庭を守る」「男性は主要業務、女性はお茶くみなどの補助的業務」「パイロットや電車の運転士は男性の仕事、看護師や保育士は女性の仕事」などです。
ジェンダー・フリーは、こうした社会的性別にとらわれず、女性も男性も個性と能力が発揮できる社会を築こうという考え方です。
(%エンピツ%)我孫子市では、この考え方を基本にして男女共同参画社会の実現をめざしており、教育委員会でも社会的性別にとらわれない教育に取り組んでいます。
しかし、一部には、ジェンダー・フリーは男女の性差を否定して人間を中性化し、家族を崩壊させるものだ、さらに、ひな祭りなどの文化を否定するものだという誤解があるようです
ジェンダー・フリー教育に対しても、子どもの発達段階を無視した性教育を行ったり男女同室着替えを強要するものだという、極端な誤解があります。
これらは男女共同参画やジェンダー・フリーとは何の関係もありませんし、言うまでもなく我孫子では行われていません。
ただ、我孫子市では無意味な混乱を避けるとともに、出来る限りカタカナではなく日本語を使うという観点から、ジェンダー・フリーという用語は使用していません。
(我孫子市男女共同参画一口メモより)