☆「家庭・地域・まちづくり」〜ゼロから考える少子化対策プロジェクトチーム報告

(%ひよこ%)(%ひよこ%)木下勇氏(千葉大学大学院教授)、大日向雅美氏(恵泉女学園大学大学院教授)、和田雄志氏(財団法人未来工学研究所理事)を交え「家庭・地域・まちづくり」をテーマとして意見交換を行なった。概要は以下の通り。

(%ひよこ%)「まちづくり」について、
(1)交流を促す空間(公園、住宅、ひろば等)、
(2)地域における社会的サービス(医療、教育・保育、地域子育て支援拠点等)、
(3)安心安全のための道路、公共交通機関のバリアフリーの整備の必要性が指摘された。
また、まちづくりの際の設計段階における市民参加(シチズンシップ)、子育てを支え合う意識を醸成する仕掛けづくりが必要であるとの意見があった。

(%ひよこ%)「地域」について
(1)子ども同士の交流の拡大、
(2)子どもと地域の多様な人々との関わり、
(3)子育てに優しい社会(子連れや子どもへの声かけや手助けが一般的になるなど)の実現に向けた国民運動を行うべきとの指摘がなされた。
また、学校を拠点とした地域コミュニティづくり、子育て支援を担うNPO等の活動を更に促進するためには支援者に対する支援が必要であるとの意見があった。

(%ひよこ%) 「家庭」について
(1)ワーク・ライフ・バランスの実現による父親の育児参加の促進、
(2)子育ては家庭だけでは担いきれない部分もあり、地域、企業で補完するなど社会全体で支えていくべきとの指摘がなされた。
 上記に加え、「子どもと家族を応援する日本」重点戦略における包括的次世代育成支援の枠組みの構築のためには、特に地域の子育て支援者となる人材の育成が重要であるといった意見があったほか、行政の在り方として、例えば「子ども省」については意見の賛否はあったものの、子ども政策を更に拡充するような推進体制の必要性の認識は共有した。

第7回「学校教育」議事録は⇒こちら