厳しい雇用情勢が続くなか、ことし6月に生活保護を受けた世帯は、過去最多となる137万世帯に上り、受給者も190万人を超えたことが厚生労働省のまとめでわかりました。
厚生労働省によりますと、ことし6月に生活保護を受けた世帯は、全国で137万7930世帯で、前の月より1万3711世帯増えて過去最多となりました。
増えた世帯の内訳は、▽「高齢者」が2803世帯、▽「母子家庭」が1230世帯、▽「障害者」が1237世帯で、最も多かったのは▽仕事を失った人を含めた「その他の世帯」で5146世帯となっています。
生活保護を受ける世帯は、雇用情勢の悪化とともに急増しており、この1年間でおよそ14万世帯増えました。
これに伴って生活保護を受けている人数も、前の月より1万8822人増えて190万7176人となりました。http://www3.nhk.or.jp/news/html/20100927/k10014209941000.html
◆厚生労働省福祉行政報告例(平成22年6月分概数)
http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/gyousei/fukushi/m10/06.html