毒キノコが販売され、食中毒につながったケースが、今年は全国で目立っている。
千葉県では農産物直売所で売られたほか、福島県では道の駅で、山形県では青果物店で売られていた。
食中毒には至らなかったが、地域の祭りや直売所などで販売されたのが確認されたケースもあった。
厚生労働省食品安全部によると、今年、全国で起きた毒キノコによる食中毒は今月20日現在、72件・209人。2009年1年間の40件・126人をすでに超えた。厚労省は今月上旬、毒キノコによる食中毒防止を徹底するよう都道府県などに通知した。
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/shizuoka/news/20101024-OYT8T00613.htm
★毒キノコが混入した可能性のある袋入りキノコの販売につい
平成22年10月18日(月曜日)、千葉県夷隅郡市広域市町村圏事務組合消防本部から
夷隅保健所に「キノコを喫食して食中毒様症状を呈した患者を救急搬送した。」旨の連絡があり、調査を開始したところ、10月17日(日曜日)に「味彩館(あじさいかん)」でキノコを購入し喫食した2グループ4名中4名が腹痛・おう吐等の症状を呈していることが判明しました。
患者に共通する食品は、当該施設で椎茸(生)(※表示上)として販売されたキノコが
原因の可能性があることから夷隅保健所は回収を指示しました。
※「きのこ」の素人判断は危険です。「きのこ狩り」に出かける方は、次の点に注意しましょう。
1 知らない「きのこ」や食用が確認できない「きのこ」は採らない、食べない。
2 次のような言い伝えは誤りです。信じてはいけません。
(1) 「毒きのこ」は毒々しい色をしている。
(2) 柄が縦にさける「きのこ」は食べられる。
(3) 「毒きのこ」でもナスと煮ると中毒しない。
(4) 塩漬けにすればどんな「毒きのこ」でも食べられる。
(5) かじってみて変な味がしないものは大丈夫。
(6) ナメクジや虫が食べている「きのこ」は食べられる。
3 「きのこ」による食中毒は生命に関わることがあります。
異常を感じたときは、速やかに医師の診察を受けましょう。
◆毒キノコが混入した可能性のある袋入りキノコの販売について/千葉県http://www.pref.chiba.lg.jp/eishi/press/2010/h22-mushroom.html
◆毒キノコにご注意/林野庁http://www.rinya.maff.go.jp/pdf/doku.pdf
◆毒キノコによる食中毒が増えています/厚労省食品安全情報http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/iyaku/syoku-anzen/syouhisya/101022.html