事業仕分け:「女性と仕事の未来館」を閉鎖判定

政府の事業仕分け第3弾後半戦は17日、厚生労働省所管の財団法人女性労働協会が運営する「女性と仕事の未来館」について「閉鎖」と判定した。同館を運営するための男女ワークライフ支援事業については再び「廃止」との判定を下した。厚労省は過去の仕分けで廃止判定を受けた女性と仕事総合支援事業に代え「男女ワークライフ支援事業」と改称して同様の予算要求をしていた。
 仕分け人からは「過去の仕分け結果を全く反映していない」との指摘が相次いだ。女性と仕事の未来館についても「存在意義が不明確だ」「ハコモノの時代ではない」などの意見があがった。http://www.nikkei.com/news/category/article/g=

後半評価一覧
http://www.shiwake.go.jp/data/pdfs/655.pdf

A-18: 女性と仕事総合支援事業((財)女性労働協会)/男女ワークライフ支援事業 厚生労働省
結果概要:
(男女ワークライフ支援事業)廃止(事業仕分け第2弾での指摘を踏まえた抜本的な改革がなされていない)
(女性と仕事の未来館の活用方策)閉鎖(存在意義が不明確)

評価結果(pdf:166KB)
http://www.shiwake.go.jp/data/pdfs/659.pdf
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★この仕分け結果は、厳しいものとなった。
①抜本的な改革ができていない。
②存在意義が不明確。
③内閣府などとの2重行政ではないか。
④ハコモノ型けいもうは過去のもの。
⑤管理コストが高い。などの意見が多くでた。
事業仕分けの目的は、
・事業そのものは正当でも、その中にムダな事業やムダ使いがないか。
・内容が事業目的に合っているか。
・天下りの温床になっていないか。
・省庁間で同じような内容の事業がないか。
・費用対効果はどうか。
などを評価して予算に反映させるものだと思う。

◇女性と仕事の未来館
厚労省の「女性と仕事総合支援事業」の一環として、財団法人女性労働協会が運営している。開館は00年1月。初代館長は評論家の樋口恵子さんが務めた。現在(2代目)は女性や家族問題で知られる弁護士の渥美雅子さん。経費(22年度予算)は事業費と人件費で2億4000万円。原則月曜休館。入場無料。
女性と仕事の未来館http://www.miraikan.go.jp/