放射性物質漏れた場合の注意点

日々伝えられる情報も、実際に困っている被災者の皆様にはどのような手段で伝えられるのか、必要な情報を必要な人に正確に確実に伝わっているのか非常に気になるところです

<20〜30キロ圏 屋内待避指示>
政府は、第一原子力発電所の周辺住民の避難指示の範囲を、これまでどおり半径20キロにするとともに、半径20キロから30キロの範囲では、屋内待避の指示を発表しました。

原子力災害が起きて施設の外に放射性物質が漏れ出た場合、何に注意すればよいでしょうか。
原子力発電所から放出される放射性物質は、ヨウ素や希ガスといった気体の状態で出るため、まずは、これらから出る放射線からの被ばくを防ぐ必要があります。
そのため、
●室内にいる場合は、ドアや窓を閉めたうえで、換気扇やエアコンなどを止めること、
●一方、屋外にいたり避難で移動したりする場合は、マスクをしたりタオルやハンカチを水でぬらして口や鼻を覆うと放射性物質の吸い込みを防ぐ効果があります。
●服装は皮膚の露出をできるだけ抑えることが大切です。
●呼吸や食べ物によって体内に放射性物質を取り込む「内部被ばく」も防がなければなりません。「内部被ばく」では、体内に放射性物質が蓄積されると、長期間にわたって放射線の影響を受けることになります。
●屋外から自宅へ戻った場合は、衣服を着替えたうえで顔や手を洗うことが必要です。
●水道の水や井戸水、それに屋外に放置されていた食べ物などはなるべく口にしないように気をつけることも必要です。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110312/k10014629021000.html