東日本大震災の被災地での学生のボランティア活動を促そうと、文部科学省は全国の大学や短大に対し、被災地でのボランティア活動を単位として認めるなどの配慮を求める通知を出しました。
被災地では、大学生などのボランティア活動が活発に行われていて、大学の中には新学期で授業が始まっても、活動を続けたいという学生からの声が寄せられているということです。
このため文部科学省は被災地での大学生のボランティア活動を促そうと、1日、全国の国公私立の大学や短大に通知を出しました。
通知では、ボランティア活動を単位として認め、休んだ間の授業は補講や追試を行うなどして、学生がボランティア活動に参加しやすい環境を作るよう求めているほか、活動のため休学した期間の学費を免除するなど配慮することも呼びかけています。
文部科学省は「学生は物資を運ぶなど体力的な支援だけでなく、子どもの遊び相手になるなど、たくさんの役割が期待されるので、大学にはボランティア活動がしやすい環境を整えてほしい」
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110402/k10015057891000.html
◆東北地方太平洋沖地震に伴う学生のボランティア活動について(通知)/文科省
http://www.mext.go.jp/a_menu/saigaijohou/syousai/1304540.htm