もっと子どもは欲しいけど・・・・少子化問題で国際意識調査/内閣府

日本、韓国、米、仏、スウェーデンの5カ国で、それぞれ20〜49歳の未婚、既婚合わせて男女約1千人を対象に、昨年10〜12月に実施した。
欲しい子どもの人数は、日本では「2人」と答えた人が51・8%、「3人」が32・5%。合わせて8割を超えたのは、日本だけだった。

 しかし、欲しい子どもの数より実際の子ども供の数が少ない人に、「今より子どもを増やしたいか」と尋ねると、日本は「今より子どもは増やさない、増やせない」が47・5%と最も多かった。

理由は男女とも「子育てや教育にお金がかかりすぎるから」がトップ(男性44・6%、女性39・5%)。「自分または配偶者が高年齢で産むのがいやだから」(男性26・8%、女性35・1%)、「働きながら子育てできる職場環境がないから」(男性14・3%、女性26・3%)などが続いた。

「自国を子育てしやすい国だと思うか」との問いには、日本は「とてもそう思う」「どちらかといえばそう思う」の合計が52・6%となり、5年前の前回調査に比べ4・9ポイント上昇した。

内閣府は「これまでの少子化への施策や、子どもが未来の担い手であるとする認知啓発が進んだ結果ではないか」と話している。
 スウェーデンは「とてもそう思う」「どちらかといえばそう思う」の合計が97・1%にのぼった。 http://sankei.jp.msn.com/life/news/110519/edc11051918070002-n1.htm

◆「少子化社会に関する国際意識調査」結果の公表について【概要版】
http://www8.cao.go.jp/shoushi/cyousa/cyousa22/kokusai/pdf-gaiyo/press.pdf