放射性物質を含んだ稲わらを与えられた疑いのある牛の肉が出荷された問題を受け、農林水産省は、店頭で購入した牛肉が回収の対象になっていないかを消費者自身がインターネットで確認できるシステムを立ち上げました。
放射性セシウムを含む稲わらを与えられていた疑いのある牛は、これまでに3500頭が出荷されましたが、検査が済んだのは770頭余りにとどまり、ほかの牛の肉の多くは市場に流通しているとみられています。
このため農林水産省は、家畜改良センターと共同で、それぞれの牛に付けられている個体識別番号から問題の稲わらを与えられた疑いのある牛の肉かどうかを消費者自身がインターネットを使って確認できるシステムを今月から立ち上げました。
店頭で販売されている牛肉のパックなどに記されている10桁の個体識別番号を入力すると、国の暫定基準値を超える放射性セシウムが検出された牛の肉は「回収対象」、検査がまだ済んでいない牛の肉は「追跡調査対象」、問題の稲わらを与えられていない牛の肉は「回収対象外」と表示されます。
農林水産省では、「回収対象」や「追跡調査対象」と表示された場合は食べるのを控えて保健所に連絡してほしいと話しています。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110807/k10014747551000.html
このシステムへは、家畜改良センターのホームページから入ることができます。アドレスは、http://www.nlbc.go.jp/index.aspです。
◆牛の個体識別情報検索サービス(暫定トップページ)/家畜改良センター
https://www.id.nlbc.go.jp/top.html