市民団体などの独自の調査で、首都圏などでも局地的に放射線量の高い場所が相次いで見つかっていることを受け、文部科学省は専用の電話窓口を設けました。
この電話窓口は、東京電力福島第一原子力発電所の事故で放出された放射性物質の影響で、首都圏などでも局地的に放射線量の高い場所が相次いで見つかっていることを受けて、文部科学省に設置されたものです。
文部科学省は、各地の自治体や市民団体が独自に行う調査で、高さ1メートルの位置で測定した放射線量が周辺より1時間当たり1マイクロシーベルト以上高い場合、電話窓口へ通報するとともに、側溝の泥を取り除くなどの簡易な除染を行うよう呼びかけています。
簡易な除染を行っても放射線量が周辺より1マイクロシーベルト以上高く、除染が容易でない場合、国が除染の支援を行うことになっています。また、放射線量を正しく測定するためのガイドラインも文部科学省のホームページで公表され、測定機器の持ち方や測定にかける時間などの注意点がまとめられています。
窓口の電話番号は、03−5253−4111の内線4630または4631で、文部科学省原子力災害対策支援本部特別測定班が相談に当たり、平日の午前9時半から午後6時15分まで受け付けています。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20111024/k10013453091000.html
◆千葉 柏市が全域で放射線量調査へ
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20111025/k10013482241000.html