内閣府は、経済成長だけでは、はかることができない、国民の「幸福度」を評価する、新たな指標の試案を発表し、心と体の健康や地域とのつながりなどを柱として、国民の豊かさを数値化することになりました。
これは5日、内閣府やOECD=経済協力開発機構などが都内で開いた会議の席上、古川経済財政担当大臣が発表したものです。それによりますと、日本は国民の豊かさをはかる新たな指標として「幸福度」を導入し、この中では「経済的状況」と「心と体の健康」それに「地域や人との関係性」の3つを柱にするとしています。
そのうえで、子供の貧困率や自殺者の数、それに家族との接触の密度や放射線量への不安など、合わせて132の項目について数値化するとしており、来年からデータを集めて、有効性を検証することにしています。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20111205/k10014408841000.html
◆【概要版】幸福度に関する研究会報告—幸福度指標試案—(PDF形式)
http://www5.cao.go.jp/keizai2/koufukudo/pdf/koufukudosian_gaiyou.pdf