夫の休日の家事・育児時間が長いほど第2〜子が生まれる/厚生労働省

結婚して子どもが生まれた後、夫が休日に家事や育児をする時間が長ければ長いほど、2人目以降の子どもが生まれる率が高くなる傾向があることが21日、厚生労働省の「21世紀成年者縦断調査」で明らかになった。
厚労省は「家庭での夫の協力が、もっと子どもを作ろうという動機の一つとなるようだ」と分析している。
 同調査は平成14年10月末に20〜34歳だった全国の男女を対象に、生活状況などを毎年聞いているもので今回で9回目。昨年10月末で28〜42歳となった1万3063人から回答があった

子ども1人の夫婦では、「家事・育児時間なし」で 23.7%、「6時間以上」で 85.5%に第2子が生まれている。
また、子どもがいる夫婦全体でみると、「家事・育児時間なし」で 9.9%、「6時間以上」で 67.4%に第2子以降が生まれており、家事・育児時間が長いほど子どもが生まれている割合が高くなる傾向がある。

◆第9回21世紀成年者縦断調査(国民の生活に関する継続調査)の概況/厚生労働省
http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/judan/seinen12/index.html
I 結婚の状況
この8年間の結婚の状況
所得額別にみた状況
初職別にみた状況
II 夫婦における子どもの出生の状況
この8年間の出生の状況
夫の休日の家事・育児時間別にみた状況
III 就業の状況
就業の変化
結婚後の就業継続意欲別にみた女性の就業継続の状況
女性の育児休業制度利用後の就業の状況
出産後の就業継続意欲別にみた妻の就業継続の状況
IV 子ども観
結婚・出生の状況別にみたこの8年間の子ども観の変化