<男女共同参画進める拠点へ>
文部科学省の「国立女性教育会館の在り方に関する検討会」は今月、独立行政法人国立女性教育会館(埼玉県嵐山町、通称ヌエック)の組織や制度の見直しに関する報告書案をまとめた。施設の管理運営を民間に委託し、男女共同参画を推進する教育研修機関として再スタートする見通しだ。
ヌエックは国連の国際婦人年などを受け1977年、各地の女性リーダーらが交流する女性教育の拠点として設立。宿泊施設を併設し、女性の地位向上に関する研修や調査研究などを行ってきた。
2009年秋、政府の行政刷新会議で「事業仕分け」の対象となり、運営費交付金削減が決まった。常勤職員の削減などを進め、今年度の運営費交付金は約5億5000万円。昨年度は、女性団体や自治体、学校などの約11万人が施設を利用した。
さらに、独立行政法人の制度と組織を見直すとの閣議決定を受け、今年度検討会が設置された。女性問題や財政に詳しい有識者らが見直しの方向性を検討してきた。
http://www.yomiuri.co.jp/komachi/news/20120825-OYT8T00298.htm
◆「国立女性教育会館の在り方に関する検討会」報告書の公表についてHP
http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/24/08/1324823.htm
◆国立女性教育会館の在り方に関する検討会報告書
http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/24/08/__icsFiles/afieldfile/2012/08/28/1324823_1.pdf
1.ヌエックの成果と男女共同参画の現状
(1)開設の経緯
(2)ヌエックの成果
(3)男女共同参画の現状
(4)高まる男女共同参画の重要性
2.男女共同参画のための推進機関の創設
(1)男女共同参画のための意識の変革
(2)新たな推進機関としてのヌエックの適格性の検証
(3)新たな推進機関の創設
3.新たな推進機関の在り方
(1)中心となる機能・取組
(2)ヌエックの機能・在り方の見直し
(3)具体的な業務・組織・運営の見直し
(4)見直しの進め方