風疹が流行するなか、妊娠中の女性の感染が相次いで確認され、専門家は、生まれてくる赤ちゃんに障害が出るおそれがあるとして、妊娠中の女性は人混みを避け、周りの人は予防接種を受けるよう、呼びかけています。
発症報告の多くは10代〜40代の男性。集団接種が女子中学生に限られていたり、1995年に個別接種に切り替えられたりした後の世代。せきやくしゃみなどで感染します。
国立感染症研究所によりますと、先月(2月)24日までに、全国の医療機関で風疹と診断された患者数は1029人で、去年の同じ時期(44人)の23倍となっています。特に東京、神奈川、埼玉などの首都圏や大阪、兵庫などの近畿地方で多くなっています。
風疹の予防には、ワクチンを2回接種することが有効で、現在は、1歳と小学校入学前に風疹とはしかのワクチン(MRワクチン)を接種することになっています。また、1回しか受けていない世代に対する国の措置として、中学1年生と高校3年生は無料で2回目の接種が受けられるようになっています。 http://www.nhk.or.jp/seikatsu-blog/
◆都道府県別の接種率は、以下で見ることができます。
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou21/dl/130304-01.pdf