「エコチル調査」を知っていますか?/環境省

環境省では、日本中で10万組の子どもたちとそのご両親に参加していただく大規模な疫学調査「子どもの健康と環境に関する全国調査(エコチル調査)」を開始しました。
「エコロジー」と「チルドレン」を組み合わせて「エコチル調査」です。

環境省が実施するエコチル調査は、「胎児期から小児期にかけての化学物質曝露をはじめとする環境因子が、妊娠・生殖、先天奇形、精神神経発達、免疫・アレルギー、代謝・内分泌系等に影響を与えているのではないか」という大きな仮説(中心仮説)を解明するために、化学物質の曝露などの環境影響以外にも、遺伝要因、社会要因、生活習慣要因など、さまざまな要因について、幅広く調べていきます。

エコチル調査の結果から、子どもの健康や成長に影響を与える環境要因を明らかにし、子どもたちが健やかに成長できる環境、安心して子育てができる環境の実現を目指していきます。

調査は、全国15の対象地域で調査への協力を得られた妊婦とその子どもを対象に、質問票の記入や面接、健康調査を継続的に行い、妊娠中の母親の生活や幼児期の違いが、将来子どもの健康にどう影響するかを調べていきます。
1月末現在で5万7754人の母親が調査対象に登録しているが、環境省は最終的に10万組の親子の調査を目指す。
赤ちゃんがお母さんのお腹にいる時から13歳になるまで、定期的に健康状態を確認させていただき、環境要因が子どもたちの成長・発達にどのような影響を与えるのかを明らかにします。

◆「子どもの健康と環境に関する全国調査(エコチル調査)」とは
http://www.env.go.jp/chemi/ceh/about/index.html
http://www.env.go.jp/chemi/ceh/action/data/130123part2.pdf