衣類用スプレーによる事故に注意!

「汗じみ防止」などの衣類用スプレーについて、フッ素樹脂などの成分が含まれていると、大量に吸い込んだ場合、中毒症状を起こすおそれがあるとして、国民生活センターは使用する前に成分を確認するよう呼びかけています。

国民生活センターによりますと、去年8月、紫外線をカットするという衣類用スプレーを使った女性が呼吸困難になって入院し、原因はスプレーに含まれている樹脂の成分を吸い込んだためとみられています。
防水スプレーを対象とした安全確保の手引では中毒の原因となるフッ素樹脂やシリコン樹脂などの成分を吸い込まないよう対策を取ることになっていますが、衣類用スプレーなど防水が目的ではないスプレーは適用になりません。
このため国民生活センターでは、衣類用スプレーによる事故を防ごうと、防水スプレーの手引に照らして「汗じみ防止」と「静電気防止」のスプレーを詳しく調べました。
その結果、7つの製品のうち、5つで事故を防ぐための目安を満たしていなかったほか、吸い込まないよう注意を促す表示も、5つの製品で全くないか不十分だったいうことです
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130404/t10013686651000.html

◆フッ素樹脂、シリコーン樹脂等を含む衣類用スプレー製品の安全性/国民生活センター
http://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20130404_1.html

◆「報告書本文(PDF)」
http://www.kokusen.go.jp/pdf/n-20130404_1.pdf