「検診でわかる!」〜骨粗しょう症〜

骨粗しょう症は、骨の密度が減少し、もろく・折れやすくなっている状態をいいます。
しかし、骨密度が最大となる年齢は、20代から30代と言われており、年齢を重ねるにつれ、次第に骨密度は減少していきます。
 骨密度が減少する理由は、加齢以外にも閉経による女性ホルモンの減少や、カルシウムの不足や運動不足もあります。生活習慣を見直し、骨密度を可能な限り維持していきましょう!

【ポイント】
(1)毎日の食事を見直しましょう
1日3食、栄養バランスのとれた食事を心がけましょう。特にカルシウム、マグネシウム、ビタミンD、良質なたんぱく質を忘れずに。また、無理なダイエットは禁物です。

(2)適度な運動を定期的におこないましょう
骨を支える筋肉を強化すると骨折予防になります。年齢や体力に合った運動をしましょう!

(3)軽い日光浴を欠かさずに
カルシウムの吸収を助けるビタミンDは日光を浴びることで合成されます。日陰で30分程度でもOKです。

≪骨をじょうぶにする食事〜骨粗しょう症予防に〜≫
 骨の構成成分であるカルシウムやたんぱく質をとることが重要です。
また、適度な運動は新陳代謝を活発にし、カルシウムが骨に定着するのを促します。

【積極的に摂取】
◆骨を形成する
カルシウム:牛乳、ヨーグルト、チーズ、ひじき、納豆、小魚、青菜など
マグネシウム:玄米、かつお、豆類、海藻類など
◆カルシウムの吸収がよくなる
ビタミンD:サンマ、サバ、鶏卵、干しシイタケ、マグロなど。また、日光にあたることで皮膚の下でも合成されます。
たんぱく質:肉、卵、魚、牛乳など
◆カルシウムの排泄や骨の破壊を抑える
ビタミンK:ほうれん草、ブロッコリー、きゅうり、発酵食品など
◆その他骨形成に欠かせない栄養素
ビタミンC:かんきつ類の果物、緑黄色野菜など
鉄:レバー、干しひじき、小松菜、赤身の肉など
亜鉛:米、肉類、魚類、豆類、野菜類など
ビタミンA:レバー、うなぎなど

【摂取を控える】
◆次のものは、カルシウムの吸収を妨げたり、カルシウムの排泄が促進されます。
塩分・リン(加工食品など)・カフェイン(コーヒーなど)・アルコール・ニコチン(喫煙)

★我孫子市ホームページ 
http://www.city.abiko.chiba.jp/index.cfm/1,html
(問)健康づくり支援課 04−7185−1126