夜間の熱中症に注意!!

ここ数年、猛暑になることが多く、夜になってもなかなか気温が下がりません。熱帯夜となることも多く、そのため寝苦しい夜を過ごされている方も多いのではないでしょうか。睡眠が十分に取れないということは、日中の活動に大きな影響を及ぼし、熱中症にかかりやすくなる可能性もあります。

夜間、室内で熱中症を発症することも多く、熱中症による死亡者の約40%が夕方5時〜朝5時までの夜間に発症という結果も出ています。特にコンクリート構造の建物や、古い建物は昼間の熱をため込んでしまい、夜間は外の気温よりも室内のほうが温度が高いことがあります。室内の見やすいところに温度計をおき、室温の管理をすることが大切です。
平成26年8月10日現在、我孫子市では34名が熱中症(疑い含む)で救急搬送されています。年齢は、子どもが5人、成人が13人、高齢者が16人です。また、熱中症の程度は軽症が13人、中等症が21人です。

「寝苦しい夜を乗り越える工夫」
寝苦しい夜でも心地よい睡眠を取るために、次のようなことを実践してみてはいかがでしょうか。
(1)夕方軽く運動をする
人間の体温は、日中高めで夕方から徐々に下がり、眠る準備をします。夕方に運動をして体温をあげ、下げ幅を大きくすることで眠りやすくなります。運動といっても、散歩や家の階段の上り下り程度で十分です。

(2)寝室の湿度を下げる
人は寝るときに汗をかいて体温を下げようとしますが、湿度が高いと汗が乾かないため肌にベタベタとまとわりつき、寝苦しさの一因となります。エアコンや扇風機を活用したり、布団を乾燥させ、シーツを洗うだけでもベタベタする感じが軽減されます。

(3)頭部を冷やす
冷却ジェル、保冷剤等をタオルに巻いて頭部を冷やすと眠りやすくなります。
快適な睡眠をとり、残暑を乗り切りましょう。

環境省熱中症情報 
 http://www.env.go.jp/chemi/heat_stroke/

我孫子市ホームページ 
http://www.city.abiko.chiba.jp/index.cfm/1,html
(問我孫子市)健康づくり支援課 04−7185−1126