消費者庁、市販薬の副作用で重症化することも!注意呼びかけ

消費者庁は、処方箋なしで買うことができる、風邪薬などの一般用医薬品で、死亡例を含む副作用が1,200件以上報告されているとして、注意を呼びかけた。
消費者庁は、会見で「一般薬の副作用ということについて、知られていないということがございますので、消費者庁としても、注意喚起を国民に対して、直接させていただきたい」と述べた。
消費者庁が明らかにしたのは、生活に身近な市販薬の副作用をめぐる、驚くべきデータ。
消費者庁によると、2014年10月までのおよそ5年間で、市販薬による副作用で、発熱や皮膚のただれなどの症状が出た人は1,225人、うち15人が死亡していたという。
副作用の症状とみられる写真では、首から胸元にかけて、赤い斑点や水ぶくれができている。
副作用の内訳を見てみると、一番多かったのは総合感冒薬、いわゆる風邪薬の400件。
次に、解熱鎮痛消炎剤279件、漢方製剤134件などとなっている。
中でも、風邪薬の副作用によって死亡に至ったケースは8件にのぼり、死者15人の半数以上を占めている。
副作用のうち、症状の重いものの1つが、「スティーブンス・ジョンソン症候群」。
唇は腫れ上がり、赤くなっている。
38度以上の高熱、のどの痛みや皮膚の異常などの初期症状に始まり、こうした症状が続いたり、急激に悪化し、場合によっては死亡することもあるという。
原因と考えられる医薬品の服用後、2週間以内に発症する場合が多く、1カ月以上たってから起こることもある。
消費者庁では、異常を感じたら、すぐに服用をやめて、医師に相談するよう呼びかけている。
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn?a=20150409-00000910-fnn-bus_all

市販薬の副作用で重症化することも!/消費者庁http://www.caa.go.jp/safety/pdf/150408kouhyou_1.pdf