「暮らしの質」向上検討会、って聞いたことありますか?

これは内閣官房が、女性の活躍する社会を実現するため、まずは「家庭・地域・職場などそれぞれの場で、女性の『暮らしの質(QOL)』を高めていくにはどうすればいいか?」を検討しよう、と開催していた会です。

 昨年の秋からこの5月末までの半年間、分科会も合わせると20回以上の会議を実施。各界から招集された委員の顔ぶれは、実にさまざま。家事サービス、断捨離、CSR(企業の社会的貢献)などの専門家や、有機野菜宅配会社の社長、建築家やお坊さんなどなど…。

「暮らしの質」向上検討会提言においては、総論として、まず、望ましい社会像等について記述し、各論では3つの分科会の検討結果・提言を盛り込んでいる。さらに、巻末には、今後の暮らしの質向上に向けた検討会各委員の考えを収録した。

女性の暮らしの質の向上、女性にとって暮らしやすい社会を作ることは、女性だけでなく男性もそのメリットを享受することにつながり、ひいては社会全体の暮らしやすさの向上に資するものである。本提言で取り上げた事項は、そのために考えられる取組のごく一端にすぎないが、これがひとつのきっかけとなり、「暮らしの質」向上に向けた官民の取組が進捗するとすれば幸いである。
 
◆「暮らしの質」向上検討会提言 平成27年
http://www.kantei.go.jp/jp/headline/brilliant_women/pdf/20150527package.pdf