インフルエンザ患者 過去10年で2番目に多い

今月14日までの1週間に全国の医療機関を受診したインフルエンザの患者は、1医療機関当たり39.97人で過去10年間で2番目に高い値となったことが国立感染症研究所の調査で分かりました。インフルエンザの患者が全国的に増える中、今シーズンは、7年前に「新型インフルエンザ」として流行したウイルスなど4種類の型が流行していることが分かりました。厚生労働省は今後、さらに患者が増えるおそれがあるとしてうがいや手洗いなど予防対策を徹底するよう呼びかけています。 
都道府県別では愛知県(58.50)、沖縄県(50.81)、埼玉県(49.13)、福岡県(48.08)、岐阜県(46.86)、福井県(46.69)、千葉県(46.39)、長崎県(46.21)、山梨県(45.63)、神奈川県(45.61)、大分県(44.02)、広島県(43.64)、長野県(43.35)、北海道(42.97)、佐賀県(42.82)、大阪府(41.26)、静岡県(41.10)、山口県(41.10)、鹿児島県(41.00)の順となっており、43府県で前週の報告数よりも増加がみられ、4都道県で前週の報告数よりも減少がみられた。
インフルエンザ患者の入院報告数は1,437例であり、前週(1,123例)から増加した。全47都道府県から報告があり、年齢別では0歳(114例)、1〜9歳(482例)、10代(67例)、20代(26例)、30代(33例)、40代(55例)、50代(65例)、60代(154例)、70代(193例)、80歳以上(248例)であった。

◆国立感染症研究所インフルエンザ流行レベルマップ
http://www0.nih.go.jp/niid/idsc/Hasseidoko/Levelmap/flu/new_jmap.html